【ソフトバンク】和田毅が6日の日本ハム戦で今季初先発へ「しっかりと気持ちを込めて投げたい」

ソフトバンク・和田

一軍登板への水準に達した。二軍調整中だったソフトバンク・和田毅投手(43)が6日の日本ハム戦初戦(みずほペイペイ)で登板することが決まった。倉野チーフ投手コーチが2日、明かした。

左腕はこの日、みずほペイペイドームで行われた一軍投手練習に参加し、キャッチボールなどで軽めの調整をした。「体の状態もそうですし、投げているボールも自分でも手応えというのはつかんでる状態で判断をしっかりしてもらって。(6日初登板)そういうことになりました」とまずはホッとした様子。「ホント一球、一球、しっかりと気持ちを込めて投げたい」と腕をまくった。

和田は4月19日のウエスタン・広島戦に先発したが、左足親指裏のマメがむけ4回途中で降板。試合後、倉野コーチは「次の登板を見て期待したものができ、本人の評価も一致すれば一軍登板も考えていきたい」としていた。そして4月27日のウエスタン・阪神戦(筑後)に先発し、7回112球を投げ6安打2失点。今季最速となる145キロを計測して12三振も奪い、ついにゴーサインが出た。

プロ22年目を迎えた今季は開幕直前に左手薬指を負傷し、内定していた4月2日のホーム開幕戦の登板を回避。その後もアクシデント続きで、まだ一軍登板がない。「一軍で勝つ可能性が少ない(投手を)投げさせることは和田であってもないので。勝つピッチングができる状態で、もちろん勝ち負けは分からないですけど、勝てるレベルに来たというところで選んでます」(倉野コーチ)。

パリーグ最年長左腕がついに1か月遅れの〝開幕〟を迎える。

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