サッポロビール RIEHATAの広告起用を見送り「様々なご意見が…」

コマーシャルにも影響が及んでいる

サッポロビールが2日、公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。「サッポロ生ビール黒ラベル」の新シリーズの広告展開の見送りを発表した。

サッポロビールは1日、公式サイト上で「サッポロ生ビール黒ラベル」のTVCM「大人エレベーター」シリーズ第44弾を4日から全国放映することを発表。

同シリーズは妻夫木聡が出演している同社の人気CM。今回は33歳大人代表として、振付師でアーティストのRIEHATAが登場することが告知されていた。RIEHATAはBTSや「Number_i」のシングル「GOAT」の振り付けを手掛けたとして知られている。

だがその翌日の2日、公式Xアカウントは「黒ラベルの広告へ新たに起用したタレントについて、様々なご意見を頂戴しております。飲酒に関するご意見を踏まえ本人への確認を行いましたが事実とは異なる旨の回答をいただきました。当社といたしましては、総合的に判断し、現在予定している広告展開を見送ることといたしました」と発表。

同社の広報に問い合わせたところ、Xに記載されている「タレント」とは、RIEHATAのことだという。

広告代理店関係者は「起用発表後、RIEHATAが過去に自身のブログに投稿した写真や投稿日時などから『未成年飲酒をしているのではないか』と指摘する声がネットに出ていました」と明かした。

同社の広報担当者は「未成年飲酒疑惑だけでなく、他にも様々なご意見が寄せられ、いずれの内容についても、本人に確認したところ『事実とは違う』という回答でした。それを踏まえた上で社内で総合的に判断した結果、見送りとなりました」と回答した。

人気シリーズのCMだけに、見送りは痛い判断となっただろう。

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