2024年3月16日、ジブリパーク(愛知県長久手市)に、魔女が登場するスタジオジブリ作品をイメージした新エリア「魔女の谷」がオープンしました。
記事「愛知【ジブリパーク】リアルさに大興奮!3エリアの見どころ徹底レポ」と「愛知【ジブリパーク】に行ったら買いたい「おすすめお土産&グルメ」徹底紹介!」でもパークやグッズを紹介しましたが、今回新しく誕生した新エリア「魔女の谷」や「もののけの里」、新たに加わった展示物などを徹底レポートします!
待望の「魔女の谷」エリアへ!
待ちに待った「魔女の谷」エリアオープン! ジブリパークもついに全面開業となりました。
「魔女の谷」は、スタジオジブリの様々な作品に登場する『魔女』をテーマにしたエリア。期待を裏切らないビジュアルの「魔女の口」にワクワクが止まらない〜!!
さっそくゲートをくぐり、順番に紹介していきます。
空飛ぶオーブン
入り口近くにあるレンガ造の建物は、パイやキッシュなどのヨーロッパらしい料理を楽しめる「空飛ぶオーブン」。「ミートパイ」や「魔女の谷シェパーズパイ」をはじめとした伝統的なオーブン料理に加え、愛知らしさを取り入れた「ナポリタンのキッシュ」などのオリジナル料理を味わえます。
そのほかに、イギリスの伝統菓子や魔女の谷オリジナルラベルのビールもあり、食事だけでなくおやつや休憩タイムに立ち寄るのにぴったりです。
魔女の家
『アーヤと魔女』の主人公アーヤが引き取られた家があり、「魔女ベラ・ヤーガの作業部屋」や「アーヤの寝室」などがあります。
キッチンやバスルームがとってもキュート!こんなキッチンでお料理できたら楽しそう!
置かれているアイテムひとつひとつに生活感が感じられ、見応えバツグン!インテリアの参考にもなりました。
ベラ・ヤーガの作業部屋は怪しげな雰囲気に満ち溢れ、ドロドロべちゃべちゃとしたテーブルや棚など、至る所にミステリアスな魔法の材料が置かれています。
たまに柿の種の缶など、日本らしいアイテムがあったりするので思わず笑ってしまいます。こういうところがジブリ好きの心をくすぐるんですよね〜! 次から次へとワクワクし過ぎてなかなか部屋から離れられませんでした。
アーヤの寝室には除き穴があります。筆者は全く気が付かなくて一度外へ出てしまいました…。うっかり見逃してしまいそうな場所にありますので、忘れずにのぞいてみてくださいね!
ちなみにトイレは本当に水が流れます! でも使わないでねとのことでした(笑)
飛行機乗りの塔、時計塔
『天空の城ラピュタ』のパズーや『魔女の宅急便』のトンボのように、空を飛ぶことに憧れる少年の家をイメージした遊び場は、天井を見上げるとオーニソプター(羽ばたき式飛行機)が浮かんでいます。
一階から二階へは12歳以下の(小学生まで)は、遊戯施設のように上がることができます。
フライングマシン
「年に一度やってくる移動遊園地」をイメージした子ども向けの乗り物遊具「フライングマシン」は、『天空の城ラピュタ』の世界をモチーフにしています。
マシンの中心には、ラピュタとタイガーモス号が!3〜12歳まで利用ができ、大人のみは不可とのこと。
廃墟通り
石壁や荒地、そして古井戸などかつての集落の名残を感じさせる廃墟通りはまるでヨーロッパの田舎にいるような雰囲気。
ほうきで飛ぶ魔女2人の屋根飾りが目を引く「時計塔」を上ると、『ハウルの城』を一望できます。
ハウルの城
『ハウルの動く城』に登場した、生き物のように動く城は高さ約20mで、一時間に一回城の一部が動いて煙を吐き出します。
二階建ての城は、正面の階段から一階に入ると薄暗くてごちゃごちゃした居間が。
カルシファーの炉やソフィーの部屋、流し台など、どこをみても見事にごちゃごちゃ。なんか既視感あるなと思ったら自分の部屋でした。だからなのかなぜか落ち着く〜〜!
二階にはハウルの寝室や衣装部屋、アトリエの他に、浴室やマルクルの部屋があり、物語の世界の裏側の生活風景を見ることができます。
一番印象に残ったのがバスルーム。外国産の石鹸の香りがするのですが、そのせいもあってか妙にリアルに感じました。
きれいなハウルからは想像できないほど荒れているのも面白いですよ(笑)
グーチョキパン屋
『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らした「グーチョキパン屋」は、パンの焼き上がったいい香りが周辺に漂います。
建物はヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式の二階建て。パン屋では実際にパンを購入し、持ち帰ることができます。
劇中に登場したパンをモチーフに、ヨーロッパで日常的に親しまれている商品から「あんバターメロン」や「ういろうカヌレ」などのジブリパークオリジナル商品まで幅広くラインナップ! ここでしか出会えないオリジナルのパンはお土産にも最適です。
また、パン屋の裏側には屋根裏部屋につながる階段があり、上るとキキやジジが寝泊まりしていた屋根裏部屋につながります。
オキノ邸
『魔女の宅急便』のキキが魔女の修行に旅立つ前まで過ごした二階建ての家「オキノ邸」は、一階の玄関から入ると、左側に母親のコキリが薬を作っている魔女の部屋があります。その他には客間や居間、キッチンがあります。
二階にはキキの部屋や魔女を研究している父の書斎があり、オキノ一家の生活を垣間見ることができます。
キキの部屋のタンスを開けさせてもらい、中を見たのですが手編みのニットやレース編みなどが入っているなど細かいところにもこだわりが。今まで見てきた魔女の世界観とは少し違い、インテリアの参考にしたくなるほどおしゃれで素敵〜♪
女子なら一度はこんな部屋で暮らしてみたいと思うはず。
外のガレージや庭園に植えられている四季の花にも注目してみてくださいね。
メリーゴーランド
こちらも移動遊園地をイメージしたメリーゴーランド。『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』といった作品に登場するキャラクターや動物をモチーフに装飾され、乗車中には『ハウルの動く城』の背景音楽「人生のメリーゴーランド」を特別にアレンジした音楽が流れます。
音楽とともにゆっくりと動きだすメリーゴーランドは、まるでヨーロッパの移動遊園地のような雰囲気。大人も感動しちゃうほど素敵なのでぜひ乗ってみてくださいね。
ハッター帽子店
『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが切り盛りする二階建ての帽子店は、ハーフティンバー様式の外観と色合いが印象的。
一階のショップ「ハッター帽子店」では、オリジナルのキャンディー缶や帽子を販売。二階は実際に本が揃う「魔女の本棚」や、リアルに再現された「ソフィーの作業場」を見学できます。
二階へは「魔女のエレベーター」もあるので、車椅子の人も上がることができますよ。
作業場で気になったのが、見本帳などのリアルさ! 本物なのか美術さんによる作品なのかはその場では分からなかったのですが、そのくらい見入ってしまいました。
二階に上がると「魔女の本棚」があり、通常の書店ではなかなか並ばない魔女にまつわる本が並んでいます。気に入った本があれば購入もできますよ。
ホットドッグスタンド「ホット・ティン・ルーフ」
黄色の建物に、飛び跳ねるネコが描かれた看板が目印の「ホット・ティン・ルーフ」は、ホットドッグが自慢のテイクアウト専門店です。
ネコの形をしたパンに熱々で大きなソーセージをサンドした「ネコの手ドッグ」は、愛知県の三河豚を使用したソーセージが大好評。ホットドッグは白と黒の2種類から選べます。
そのほかに、フライドポテトや魔女の谷ビール、ソフトドリンクなどを提供。ホットドッグを受け取ったら、エリア内のベンチで味わえます。
13人の魔女団
魔女の谷をイメージしたオリジナルグッズが揃うショップは、魔女の谷の建物やアイテムをモチーフにしたグッズや作品をイメージした商品が個性的な棚にずらりと並びます。
トートバッグ、ポーチ、ハンカチ、シャツは『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』の3作品と魔女の谷をイメージしたデザインで、イギリスのブランド「LIBERTY」との共同開発商品です。ここでしか出会えないグッズをゲットしてみて!
もののけの里
『もののけの里』をイメージしたエリアでは、里山風景の中に作品の建物をモチーフにした「たたら場」(学習体験施設)や登場するキャラクター「乙事主」(滑り台)、「タタリ神」(オブジェ)があります。
タタリ神と乙事主
作品のキャラクター、「乙事主」を模した滑り台は残念ながら子ども向け遊具のため大人は不可。白い毛並みやカラフルなタイル、玉石で表現しています。
「タタリ神」を模したオブジェは上ることはできませんが、細かくびっしりと施されたタイルをみて楽しめます。
タタラ場
タタラ場の中では、愛知県の郷土料理「五平餅炭火焼き体験」を楽しめます。
七輪の炭火で焼き上げる五平餅は、好みのタレを選ぶことができます。
スタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので失敗する心配は無用です!
もののけの里 休憩所
石置屋根の建物は休憩場です。里山の風景の中でのんびりと足を休めることができます。
建物内部に売店があり、もののけの里にちなんだオリジナル商品や飲料を販売しています。
猫の城遊具
もののけの里の近くにある「猫の城遊具」は利用時間入れ替え制で、大人1回300円、子ども100円で遊ぶことができる遊具場です。
チューブスライダーは年齢に合わせて2種類あり、その他の遊具でも思いっきり遊ぶことができます。
愛・地球博公園内を走行する「APMネコバス」
スタジオジブリの作品に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージした車両「APMネコバス」は大人1,000円、子ども500円で乗車できます。
「APMネコバス」は、トヨタ自動車が開発した短距離・低速型モビリティ「APM(Accessible People Mover)」をベースに、スタジオジブリの映画作品『となりのトトロ』に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージ。
スタジオジブリ宮崎吾朗監督監修のもと、製作された車両です。
園内にはシャトルバスもありますが、せっかくジブリパークに来たのだからネコバスも乗っておきたいですよね!
ジブリの大倉庫内に登場した新たな展示物
ジブリの大倉庫に『君たちはどう生きるか』に関する新たなオブジェが登場しました!
おしらさま
『千と千尋の神隠し』に登場する大根の神様「おしらさま」は、にせの館長室のそばにあるエレベーター1階付近に設置されています。ぷっくりとしたお腹はおもわずナデナデしたくなります(笑)
創造の翼
中央階段の右手で一際目を引くオブジェは「創造の翼」。
青サギ
中央展示室の屋根には『君たちはどう生きるか』に登場する青サギが留まっています。
ペリカン
近くにはペリカンも並んでいます。
温室のような倉庫に並ぶペリカンは今にも羽を広げそうでリアル〜!
インコマン
中央階段の右手には料理をしているインコマンの姿が!
既に行ったことがある人も、新しいオブジェたちを探して歩いてみては?
カフェ 大陸横断飛行
「ジブリの大倉庫」エリアの館外にある「カフェ 大陸横断飛行」は、長距離飛行のパイロットが操縦しながらワンハンドでとる食事をイメージしたサンドイッチやピザを味わえるカフェです。
メニューに新しく加わったのは、「油淋鶏サンド」「しかくいピザ オイルサーディン」の2種。カフェの軽食と思いきや結構なボリューム! 1つ食べただけでお腹いっぱいになりました。
愛知県らしい具材のサンドイッチもあり種類も豊富。サンドイッチに挿してある旗にも注目ですよ〜!
名古屋グルメも味わおう!
「ジブリの大倉庫」と同じ建物にある「きしめんの店 石破志」では、きしめんや味噌串カツがリーズナブルな値段で味わえます。ジブリの施設とは関係ないのですが、もしもパーク内の飲食店が混雑していて入れなかったら、ここで名古屋名物を味わうのも◎。
これがまた美味しかったりするので、おやつにおすすめですよ〜!
公園前のローソンでも「魔女」グッズを販売
前回はまだ園内になかったコンビニ・ローソンがオープンしていました。
立ち寄ってみると、なんとここでもジブリグッズが販売されていました!
パーク内で販売していない商品もありますので、ぜひローソンもチェックしてみてくださいね♪
*
【ジブリパーク】
◾️所在地:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
◾️営業時間:10~17時(土・日曜、祝日は9時~)※学校の長期休暇期間の平日は9~17時
◾️休園日:火曜(祝日の場合は翌平日)、メンテナンス休園日あり
※学校の長期休暇期間などに合わせ、営業する場合があります。
※チケットは予約制です。
※ジブリパークは通常の営業時、一部を除き、撮影できません。
※掲載情報は取材時点のもの。掲載後に内容等が変更になる場合があります。公式サイトで最新情報をご確認の上、おでかけください。
Ⓒ Studio Ghibli
(ハピママ*/ 牡丹餅 あんこ)