俳優・水上恒司さんが母校に凱旋 トークショーで高校時代の思い出や撮影秘話も【長崎県】

創成館高校出身で、ドラマ「ブルーモーメント」に消防士役で出演している俳優の水上恒司さんが2日、母校を訪れ、後輩たちを前にトークショーを行いました。

800人を超える生徒の大歓声の中、登場したのは俳優の水上恒司さん(24)です。

2015年から3年間、諫早市の創成館高校に通い、野球部でキャッチャーとして甲子園やプロを目指していましたが、教師の勧めでなんと「演劇部」に転身。

俳優 水上恒司さん
「当時のあだ名は“かみかみ恒司”というぐらい、わずか1時間の演目の中で15分ぐらいしか出ないのに僕が一番かむっていうとんでもない役者だったんですけど」

奥田修史校長
「でもあのとき私も見に行ってたんですけども、審査員からは絶賛されてましたよね」

この経験がきっかけとなり、俳優の道に進むと決断します。

水上恒司さん
「(野球部監督の)「人生は正解っていうものがないから自分が選んだものを正解にしていくしかない」っていう言葉は本当にその通りだなって今も思いますね。僕が稙田監督からいただいた言葉は少なからず3年生のみんなにも響くものがあるんじゃないかと思います」

トークショーではフジテレビで放送中のドラマ「ブルーモーメント」の舞台裏も明かしてくれました。

水上恒司さん
「撮影は福島の方でやって、ちょいちょい東京のとあるスタジオで雪山の崖の下みたいなところを作って撮影したりしたんですけど、雪に見えるものが実は泡立ったりするんですよ」

奥田修史校長
「泡?!」

水上恒司さん
「泡。バブル。本物の雪だとカメラ、レンズを通すとあんまりよく映らなかったりするので」

水上さんは2023年、上映された映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」で
日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しています。

質問タイムには生徒からの要望であの名台詞が・・・。

水上恒司さん(佐久間彰 役)
「百合はまっすぐだな」

生徒たちは芸能界で活躍する先輩の姿に大きな刺激を受けたようです。

野球部の生徒
「後輩から憧れを持ってもらえるようなすごい先輩になりたい。目の前の目標である甲子園に向かって頑張りたいと思います」

生徒たち
「恒司、大好き~!」

© 株式会社テレビ長崎