【マレーシア】1~3月航空旅客、16%増の2260万人[運輸]

マレーシア航空委員会(MAVCOM)が2日発表した航空業界統計によると、2024年第1四半期(1~3月)の航空旅客数は、前年同期比16.1%増の2,260万人だった。前四半期比では2.7%増。新型コロナウイルス禍前の19年同期の85.5%まで回復した。

内訳は、国際線の旅客数が前年同期比39.9%増の1,190万人。一方、国内線の旅客数は2.3%減の1,070万人に落ち込んだ。前四半期比では、国際線が7.9%増、国内線が2.5%減となった。

1~3月の航空貨物取扱量は、前年同期比6.3%減の22万7,365トンに落ち込んだ。国際線の航空貨物取扱量は7.2%増となった一方で、国内線は30.7%減。前四半期比では国際線が12.6%減、国内線が5.0%減だった。

航空委は第2四半期(4~6月)について、「中東情勢の緊迫化により欠航や運航ルートの変更が相次いでいる一方で、航空業界は引き続き回復基調にある」と楽観的な見通しを示している。

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