ダン・シュナイダー、『クワイエット・オン・セット』のプロデューサーを名誉毀損で訴える

ダン・シュナイダー(58)が、ドキュメンタリー番組『クワイエット・オン・セット』のプロデューサーを名誉毀損で訴えた。

ニコロデオンの番組シリーズを通して、アリアナ・グランデ、ミランダ・コスグローヴ、アマンダ・バインズらのキャリアをスタートさせたプロデューサーのシュナイダーは、最近ディスカバリープラスのドキュメンタリー番組『クワイエット・オン・セット』で、2003年にドラマ『ドレイク&ジョシュ』に主演したドレイク・ベルをレイプした罪で懲役16カ月の判決を受けたニコロデオンの対話コーチ、ブライアン・ペックと一緒に映し出されたことで、同番組のプロデューサーが自分を虐待者として描いたと主張している。

E!ニュースが入手した法的文書によると、シュナイダーは、自分は虐待には加担しておらず、「虐待が発覚した時点でそれを非難した。そして重要なことであるが、自分自身は児童への性的虐待者ではなかった」とあり、また同メディアが入手した声明にはこう書かれている。「私が時に悪いリーダーだったことは間違いない。その行為について心から謝罪し、反省しており、今後も説明責任を果たしていくつもりだ。上司としての私の失敗を誰かが指摘することに異論はないが、児童への性的虐待といった凶悪な行為に何らかのかたちで私が関与していたという誤った結論に何百万人もの人々を導くのは間違っている」

シュナイダーの弁護士は、ドレイク・ベルが初めてペックの被害者であることを明かしたこのドキュメンタリーを「儲け主義」と呼び、「クリックベイト、視聴率、再生回数、簡単に言えばお金」を追求するためにシュナイダーを中傷したとしている。

さらにシュナイダーは、「私は自分と家族、そしてこれらの番組の制作に関わった多くの素晴らしい人々に向けて事実を正す義務がある」と付け加えている。

ドキュメンタリーでは、脚本家たちもシュナイダーが『アマンダ・ショー』の撮影現場で自分たちを不快にさせたと言い、有害な職場環境を作っていたと非難している。

シュナイダーはこのドキュメンタリーを「見るのが辛い」ものだったと認め、放送直後に起きたことに「恥じている」とし、ハリウッド・リポーターにこう語っている。「ここ数日の夜、あの番組を見るのがとても辛かった」「過去の自分の行動と向き合い、その中には恥ずかしいものもあり、後悔しているものもある。何人かの人たちには心から謝罪する義務がある」「どんな脚本家も、脚本家の部屋で居心地の悪さを感じてはならない。それだけだ。言い訳はしない」

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