ELOのリチャード・タンディが死去、享年76歳

リチャード・タンディが死去した。76歳だった。エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のキーボーディストとして知られていたリチャードが、1日(水)夜に他界したことが明らかになった。

ソングライター兼マルチ・インストゥルメンタリストで、ELOの唯一の現役メンバーとなったジェフ・リンが、フェイスブックに悲しみのメッセージを投稿している。「長年のコラボレーターであり、親愛なる友人のリチャード・タンディの訃報に接し、大きな悲しみを感じています」「彼は素晴らしいミュージシャンであり、友人でした。一緒に過ごした一生の思い出を大切にしたいと思います」「シーラとタンディの家族に愛を送ります」

リチャードは2010年から亡くなるまで、妻のシーラとウェールズで暮らしていた。

1971年にベーシストとしてELOに参加し、その後同バンドのフルタイムのキーボーディストとなったリチャードは、1980年代後半まで同バンドに在籍、2000年に短期間復帰した後2014年に最終的なカムバックを果たし他界するまで在籍していた。

リチャードの悲報の数週間前には、夏に同バンドが北米でファイナルツアーを行うことが発表されていた。8月24日のカリフォルニア州パームデザートを皮切りに、10月25日のロサンゼルス、イングルウッドで幕を閉じる「ジ・オーバー・アンド・アウト・ツアー」は27日間の公演を予定しているものの、リチャードの逝去を受け、今後同ツアーがヨーロッパや他の国でも開催されるのか、あるいはツアー自体が開催されるのか、現在のところ不明となっている。

ELOは2020年にツアーを行う予定だったが、コロナのパンデミックにより全行程がキャンセルとなっていた。

© BANG Media International