タイガー・ウッズが「全米オープン」出場へ USGAが特別招待

特別招待されたタイガー・ウッズ(写真は2024年マスターズ)(撮影/高藪望)

全米ゴルフ協会(USGA)は2日、6月13日に開幕するメジャー「全米オープン」(ノースカロライナ州・パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2)にタイガー・ウッズを招待することを発表した。昨季までは2019年「マスターズ」優勝による5年間のメジャー資格を有しており、自力で出場権を得られなかったのは初めて。

今年で124回目を迎える全米オープンにはウッズ自身、今回で23回目の出場となる。2000年、02、08年の3度にわたって制覇してきた。自動車事故によるケガに見舞われてからは出場しておらず、ニューヨーク州にあるウィングドフットGCで行われた2020年大会が最後だった。

メジャー通算勝利数は15。サム・スニードに並ぶツアー最多の82勝を記録している。招待されることを受け、ウッズはUSGAを通じて「全米オープンは本当に特別なイベント。私のキャリアを決定づけた大会でもある。この招待を受けられることは光栄に思うし、パインハーストでの全米オープンはとっても大きな意味を持つ大会だ。出場できることはこれ以上にないほど楽しみにしている」と話した。

今季は2月「ザ・ジェネシス招待」で棄権をしたほか、4月「マスターズ」を60位で終えた。「全米オープン」の開幕前日にはUSGAで最も権威のある「ボブ・ジョーンズ賞」の授賞式がパインハースト・ビレッジで行われる。

同コースでは05年大会にマイケル・キャンベル(ニュージーランド)に競り負けて2位で終えている。

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