海辺に映える白いホーバーターミナル 大分市駄原、秋の就航待つ【大分県】

ホーバーターミナルおおいたの外観。長いスロープを歩いて屋上に上がれる=大分市駄原
屋上に歩いて上がれる長いスロープ
施設内は県産材などの柱が立ち、原生林をイメージした空間となっている

 大分空港(国東市)と大分市を結ぶホーバークラフトの旅客施設「ホーバーターミナルおおいた(通称ホボッタ)」が同市駄原に完成し、秋に予定される就航を待っている。

 施設は鉄骨2階(延べ約900平方メートル)。海辺に映える白い外観で、内部は県産材を使った柱が多く立ち、原生林をイメージした空間となっている。1階には飲食や物販ブースが入る予定。屋上には別府湾を一望できるスペースがあり、長さ約140メートルのなだらかなスロープを歩いて上がることもできる。

 整備した県は5日に一般向けの内覧会(申し込み終了)を予定している。

 運航を担う大分第一ホーバードライブは「とても開放感のある施設。ホーバー利用者だけでなく、多くの人が集まる交流の場になってほしい」と話している。

 大分市側の旅客施設、艇庫、駐車場などの事業費は計56億6千万円。空港側の施設も完成している。

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