GW後半混雑回避へ「湯布院町内は迂回を」 由布市が渋滞予測や誘導看板設置【大分県】

誘導用の看板を設置する市職員=由布市湯布院町川北
AIカメラの情報が確認できる「ゆふいんの落ち着いた交通環境をつくろうプロジェクト」のサイト
時間帯別の渋滞予測を掲載したサイト

 【由布】由布市は、ゴールデンウイークの3日以降特に、湯布院町内の交通渋滞が予想されるとして、迂回(うかい)路の通行を呼びかけている。駐車場不足に対応するため3~5日は、同町川上の旧国民宿舎跡地などに臨時の無料駐車場(計約80台)を設ける。

 市は2022年から渋滞が発生しやすい同町内の3カ所に人工知能(AI)カメラを設置。「ゆふいんの落ち着いた交通環境をつくろうプロジェクト」のサイトから混雑状況(3段階)が確認できる。

 さらに今年からは22、23年のデータを基に午前9時から午後5時まで1時間ごとの車の速度を試算した、時間帯別の渋滞予測を地図で表示。20キロ未満、30キロ未満、40キロ未満、40キロ以上に色分けした町内の主要道路の車の流れも見ることができる。

 市は、迂回路の走行を促すため、同サイトなどに「裏道マップ」を掲載している。1日は、市役所の職員が12カ所に誘導用の看板を設置した。

 臨時駐車場は、旧国民宿舎跡地の約50台と、川上の市社会福祉協議会の敷地の約30台を終日、開放する。

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