「三湖パラダイス」眺望復活 福島県北塩原村のレークライン展望台 環境省、伸びた木など伐採

小野川湖(手前)や桧原湖(奥)を一望できるようになった展望台

 福島県北塩原村裏磐梯の磐梯吾妻レークラインから小野川湖、桧原湖などを一望できる「三湖パラダイス」の眺望が戻った。環境省がモデル事業の一環で伸びた木や葉を伐採し、改善した。

 三湖パラダイスは小野川湖、桧原湖に加え、50メートルほど移動すると背面に秋元湖を望むことができる。裏磐梯屈指の絶景スポットとして知られるが、展望台周辺は生い茂った草木で視界が遮られていた。磐梯朝日国立公園内にあるため法規制によって伐採には複雑な手続きが必要で、作業が進んでいなかった。

 環境省は景観改善モデル事業として土地を所有する林野庁、道路を管理する福島県と連携し、昨年11月に草木を伐採した。冬期間通行止めだったレークラインの再開通に伴い、展望台から眼下に広がる湖などの風景を楽しめるようになった。

伐採前の展望台。木々で視界が遮られていた(環境省裏磐梯自然保護官事務所提供)

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