絶景の断崖に新緑まばゆく 福島県下郷町「塔のへつり」 観光客でにぎわう

青空の下、輝きを放つ塔のへつりの新緑=2日午後

 福島県下郷町の「塔のへつり」で木々の新緑が日々まぶしさを増している。

 「へつり」は断崖や急斜面を意味する地元の言葉。阿賀川(大川)沿いに塔の形をした岩が並び、木々がしがみつくように伸びている。長い年月をかけて自然が造り上げた景勝地で、国天然記念物に指定されている。塔の形をした断崖までつり橋がかけられ、断崖内部の一部を見学することもできる。

 2日は多くの観光客が訪れ、写真を撮るなどして絶景を楽しんでいた。

 ■大型連休後半、福島県内各地で気温上昇

 福島地方気象台によると大型連休後半の3~5日の福島県内は高気圧に覆われ、晴れて各地で気温が上がる見通し。4、5の両日は中通りなどで30度近くとなり、真夏日になるところもある見込み。連休最終日の6日は曇りの予報となっている。

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