もしも税がなかったら パソコン使い租税教室 藤沢市

税のクイズに答える児童

藤沢税務署(白田徳秀署長)は先月25日、俣野小学校でタブレット端末を使った租税教室を開いた。これまではパネルやスライドを使った座学が主だったが、今回は、端末を使って児童たちの意見を集めるなど参加することでより身近に感じられる仕組みで行われた。

当日は6年生41人が参加。授業のテーマは「税の必要性について」。若手職員が登壇し、税の種類や何に使われているのかなどを説明し、税がない混乱する社会のアニメも放映した。税の必要性に対する児童アンケートを前半、中盤、最後と3回実施。最初80%だったが最後には95%に上がる円グラフに児童からも「納得」の声があがっていた。

授業を受けた児童は「税金が具体的に何に使われているのか分かって必要なんだと感じた」と話し、繁里洋子校長は「若い方が講師でみな身近に感じ、分かりやすく興味を持たせる授業だった」と評価していた。

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