「10年前の話でしょ?」ピスタチオ伊地知が講演会で伝授している話術の“古臭さ”にスタジオ騒然

お笑い芸人のピスタチオ伊地知が4月29日放送の『大悟の芸人領収書』に出演。全国で行っている講演会で伝えているという自らの話術を披露した。この番組は大悟が芸人たちの私生活の領収書やレシートを、エピソードとともに査定。金額に合う面白さと判断すれば、金額分をキャッシュバックし、芸の肥やしに使ってもらおうという企画。

お笑いコンビ・ピスタチオとして活動していたが、解散後の現在は“ピスタチオ伊地知”としてピンで活動しているという伊地知。テレビのスタジオにやってくるのも「今年2回目ぐらい」とかなり久々のテレビ出演で、しかも地上波とあってかなり緊張している様子。

そんな伊地知が提出したのは、コンビニで買ったお弁当とお茶、611円分のレシートだった。

かつて歌舞伎町でNo.1ホストだったという伊地知は現在、ピン芸人としてだけでなく、コミュニケーション術を教える講師として全国で講演会を行っているという。スタジオで椅子に浅く腰かけていたのも、「人と話すときにすぐに前のめりになった方が“ちゃんとこいつ真面目に聞いてるんだな”っていうのをアピールできる」「リアクションするときに“さすがですね!”って(体を一度後ろに)引いて前に出る、この“前後の揺れ”を作ると、より“こいつ真面目に聞いてるんだな”って(アピールになる)」と心理テクニックの一つを披露した。

さらに伊地知は、ホスト時代に培ったという“男性の呼び方・三段活用”について語る。これは男性を持ち上げるため、最初は“〇〇さん”と呼んでいたものを徐々に“兄貴!”、さらに“大統領!”と変化させていくというもの。得意気に話す伊地知に対し、共演者のニューヨーク・屋敷裕政はたまらず「10年前の話でしょ?」「ずっとホストキャラやってますけど、あんたがホストやってたの10年以上前!」と強烈な突っ込みを入れる。

このような“話術”を教える講演会で全国各地に呼ばれていくものの、お弁当が用意されていないこともあり、その時に買ったお弁当代が今回のレシートなのだとか。万が一豪華な食事の接待があった場合、残すと悪いので毎回ご飯を食べないようにして行くといい、接待がなければ今回のレシートのように現地でお弁当を買うのだという。そこまで説明して伊地知は「この611円なんとかなんないですか?」と、経費として承認してもらうよう懇願した。

しかしMCの千鳥・大悟は「何が言いたかってん?」と困惑。「前段のホスト話と(弁当の話が)何の関係もない!」「“営業に行った、弁当がない、お金を私に払え”…払いません!」と即答で“差し戻し”が決定。この決定に伊地知は「勘弁してくださいよ兄貴、大統領!」と得意の“三段活用”で食い下がるも大悟は「兄貴だ大統領だって、マジで、いつの話術?」「誰が“大統領”で気持ちよくなる?おじいちゃんバイデンやで?」と、アメリカのバイデン大統領を引き合いに出しつつバッサリと斬った。さらに「もう今後は禁止ね!領収書と関係なく、ただしたい話をして領収書と結びつけるのは!」と、今後出演するであろう人々に対しても警告を出した。

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写真提供:(C)日テレ

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