その数なんと1万2000件以上…浅野ゆう子が演じた、自宅で無銭飲食を繰り返す女の悪質な手口とは

俳優の浅野ゆう子が4月27日放送の『浜田新聞社』のドラマVTRに出演。甘いものを食べるため嘘(うそ)のクレームを繰り返す、無職女性の役を演じた。

番組では、実際に起きた思わずツッコミたくなる“おバカな事件”をドラマ形式の再現VTRで紹介。ドラマ・映画で活躍している一流俳優陣が、その犯人役を演じた。

無職にもかかわらず毎日大量のスイーツを取りつかれるように食べていた浅野。スイーツが無くなると「また、あれやるか」と意味深な言葉をつぶやく。すると翌日、スーツ姿で神妙な表情を浮かべた女性が、浅野のもとを訪問。女性は「この度は大変失礼しました」と頭を下げ、持っていた紙袋を浅野に手渡した。浅野は紙袋を手にするやいなや、笑顔を浮かべ扉を閉める。

なんと浅野は、番号案内サービスを使い洋菓子店の電話番号を調べると、すぐさまその番号に連絡。「ケーキの中に髪の毛が入ってたんよ」などと架空のクレームをつけ、洋菓子店側が商品について詳しく聞こうとすると、浅野は「あたしが嘘をついてるとでも言うの?お客さまに失礼なこと言うてるってわかってんの!」と逆上。こうして自宅へ謝罪に来させ、お詫(わ)びの品を受け取っていたのだった。

その後、浅野の“超悪質クレーマー”っぷりは次第にエスカレート。「甘いもんもちょっと飽きたな」と言うと、コロッケ、たこ焼き、パンなど嘘クレームの幅を広げていった。その数は40都道府県、約2000店に及び、合計1万2000回以上に及んだという。時には店に取り扱いのない商品についてクレームを入れたり、購入したと語る日がその店の定休日だったりと失敗することもあったが、浅野は訪れた店員に対し「当たり前やないの、ご迷惑をおかけしたんやから!」と店側に金銭を要求するなど、全く懲りない様子だった。

こうしたなか、浅野への謝罪を終えて肩を落としながら歩く、とある店員に1人の男性が声をかける。店員の訪問理由がクレームへの謝罪だと見抜いたその男性は、なんと以前から浅野の様子を不審に思い、自宅前で行われるやりとりからクレームの日付や商品を書き留めていたのだった。男性と店員のやりとりがきっかけとなり、浅野は警察に逮捕された。時には浅野の自宅前に謝罪を行うための行列ができていたこともあったという。

関西弁で強烈なインパクトを残した浅野に、スタジオからは「関西人、全員こんなんやと思われる…」などといった声があがった。

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写真提供:(C)YTV

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