「イタリア映画祭2024」に本国から8名の監督がゲスト来日して舞台挨拶

今年で第24回となる「イタリア映画祭2024」が2024年5月1日より開幕。イタリア本国から8人の監督たちがゲストとしてこの日、来場し、ファンの前で舞台挨拶を行った。

今回来日したのはオープニング作品『戦艦コマンダンテ 誇り高き決断』のエドアルド・デ・アンジェリス監督はじめ、『アモーレの最後の夜』のアンドレア・ディ・ステファノ監督、『そう言ったでしょ』のジネヴラ・エルカン監督、『人生最初の日』のパオロ・ジェノヴェーゼ監督、『信頼』のダニエーレ・ルケッティ監督、『美しい夏』のラウラ・ルケッティ監督、『あなたのために生まれてきた』のファビオ・モッロ監督、「グローリア!』のマルゲリータ・ヴィカーリオ監督の8名。

左から、ファビオ・モッロ、ラウラ・ルケッティ、ダニエーレ・ルケッティ、パオロ・ジェノヴェーゼ、ジネヴら・エルカン
左からエルカン、アンドレア・ディ・ステファノ、エドアルド・デ・アンジェリス

アンドレア・ディ・ステファノ監督のように今回日本に初めて来た人も、ファビオ・モッロ監督のように久々にやってきた人も、今回の映画祭に参加できたことを嬉しく思っていると感想を述べた中、ダニエーレ・ルケッティ監督は「イタリア映画の監督はバラエティに溢れた人ばかり。ここにいる8人もそれぞれに特徴あるものを持っています。そしてそれぞれの作品も家族ものがあれば、音楽を扱ったもの、実話物までいろいろなジャンルに富んでいます。少なくともここにいる8人の作品はぜんぶ見てほしいです!もちろん他の作品もね」とアピールした。

マルゲリータ・ヴィカーリオとモッロ監督

これを受けてマルゲリータ・ヴィカーリオ監督も「ルケッティ監督が言ったように、みなさんにはこの8名の作品を見てほしいです。でも文化の違う日本の皆さんが私たちの映画をどう感じるかとても興味があります。できれば皆さんの頭の中を覗いてみたいけれど、それはできないので(笑)。まずは映画を見てイタリアの世界に飛び込んでみてください」と語った。

「イタリア映画祭2024」は5月6日まで東京・有楽町朝日ホールにて開催中、大阪では5月18日よりABCホールにて開催される。

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