モンテ23年度決算、売上高25億円 3年連続で最高更新

 サッカーJ2・モンテディオ山形を運営する株式会社モンテディオ山形は2日、天童市のNDソフトスタジアム山形で記者会見し、2023年度(23年2月~24年1月)の決算を示した。売上高は前期比3億900万円増の25億円で、3年連続で過去最高を更新した。経常利益は7千万円で、純利益は3900万円。3年連続で黒字となった。

 売上高の主な内訳はスポンサー収入が前期比7200万円増の9億4千万円、入場料収入が4400万円増の2億7900万円、グッズ販売収入は2200万円増の2億300万円。このほか、選手の移籍金収入や、光熱費高騰に伴う県総合運動公園の指定管理事業の補助金などが売上を押し上げた。

 選手獲得などに充てるチーム人件費(強化費)8億3900万円を含む営業費用は2億5000万円増の24億4400万円。

 ホーム戦の平均観客数は8318人でJ2在籍時の過去最高を記録した。スタジアムグルメの充実やイベントの企画に力を入れたことで、初めて観戦した人が再びスタジアムに来場するリピーター率はJ1を含めた全クラブの中でトップクラスの数値だったという。

 平日デーゲームの「エデュケーショナルデー」や、U―23マーケティング部などの取り組みが新規スポンサー獲得につながった。相田健太郎社長は「話題になること、地域のためになることを行い、全国の企業が関心を持ってくれた」と語った。

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