バイデン大統領の“日本は外国人嫌い”発言を分析…「トランプ氏に対する反論では?」

5月3日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、金曜コメンテーターでクレディ・アグリコル証券チーフエコノミストの会田卓司氏と寺島尚正アナウンサーが、バイデン大統領の発言について意見を交わした。

アメリカのバイデン大統領は1日、ワシントンでの集会で、日本経済が低迷している理由として「外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と述べた。ロイター通信が伝えた。
バイデン大統領は「我々の経済が成長しているのはなぜか。それは移民を歓迎しているからだ」と語り、移民が米国経済の成長に貢献していると強調した。その上で、「なぜ中国の経済がひどく失速しているのか、なぜ日本は問題を抱えているのか。ロシア、インドも、なぜだろう。外国人嫌いだからだ。彼らは移民を望んでいない」と述べた。

寺島アナ「バイデン大統領のこの発言ですが、会田さんは何かをお感じですか?」

会田「移民問題を批判するトランプ前大統領に対する反論のために、移民がアメリカ経済の成長に貢献しているということをアピールしたかったなと思います。日本は引き上げに出されてますけれども、あまり他意はないんじゃないかと思いますね」

寺島「なぜ日本は問題を抱えているのか、と言ったこの『問題』は経済ってことですか?」

会田「経済的に長期低迷していたっていうことを言いたかったのかもしれないですけどね。あまり深い意味はないんじゃないかと思いますね」

寺島「この前、岸田総理と会ったのに、何だったんだあれはみたいな感じですが」

会田「スピーチライターがちょっと書いちゃったのかもしれないですね」

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