純烈・岩永さんがふるさと大使に 波佐見の良さを全国へ 陶器まつりで就任式

前川町長から委嘱状を受け取った岩永さん(左)=波佐見町勤労福祉会館前

 人気歌謡コーラスグループ「純烈」のメンバーで長崎県東彼波佐見町出身の岩永洋昭さん(44)が1日、同町のふるさと大使に就任した。開催中の波佐見陶器まつりのメイン会場(井石郷)で就任式があり、前川芳徳町長が委嘱状を手渡した。町が同大使を任命するのは初めて。

 岩永さんは学生時代を過ごした福岡県でモデルにスカウトされた。身長187センチの長身を生かし俳優としても活躍。「仮面ライダーオーズ」の準主役などを経て昨年1月、純烈に加入した。
 式には町民ら約500人が集まり、岩永さんのイメージカラー「オレンジ」の帽子やブラウスを身に着けたファンが関西、中京圏からも駆けつけた。壇上から会場を見渡した岩永さんは「身内、知り合いばかりで、やりづらい」と観衆を沸かせ、サッカー、バスケに打ち込んだ小中高校時代など、波佐見での思い出を披露した。
 前川町長は「至る所で波佐見、波佐見と連呼して」と要望。岩永さんは「2年連続の紅白を目指すとともに、波佐見を連呼したい。波佐見と全国のファンの応援をエネルギーに変え、突っ走りたい」と締めくくった。
 波佐見への凱旋(がいせん)公演は未定だが、岩永さんは取材に「ライブとかツアーで帰ってくるのではなく、どでかい“まつり”ができたら。全国から来てもらい、波佐見の良さを知ってほしい」と構想を語った。

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