「俺はこの世の救世主」鈴木福演じる“偽の議員”が侵入先の国会議事堂でとった大胆な行動とは

俳優の鈴木福が4月27日放送の『浜田新聞社』のドラマVTRに出演。政治への憧れが強いあまり、“偽の議員”になりすまして大胆な犯行に出た男の役を演じた。

番組では、実際に起きた思わずツッコミたくなる“おバカな事件”をドラマ形式の再現VTRで紹介。ドラマ・映画で活躍している一流俳優陣が、その犯人役を演じた。

政府関係者しか出入りできない特別な場所・中央合同庁舎を、胸に議員バッジが輝かせたスーツ姿で悠然と歩く鈴木。庁舎の職員にも声をかけて回るが、実は選挙に立候補した議員ではない。

子どもの頃から政治の本や記事を集める政治オタクだった鈴木だが、大学生になると授業をサボり、大学を除籍に。それでも夢を諦めきれず、なんと通販で偽のバッジを手に入れ、議員になりすましていたのだ。鈴木は「俺はこの世の救世主、変身!国会議員」とスーツに着替えると、早速政治の中枢・東京都永田町へ。「なんか永田町というだけで緊張するなぁ」と落ち着かない鈴木だったが、議員会館の警備員にも疑われることなく侵入に成功すると、憧れの国会議員たちの写真を撮ってまわった。

2日後、鈴木が向かったのは国会議事堂。その入り口には衛視と呼ばれる、全議員の顔と名前を把握した国会議事堂の警備を担うエキスパートの姿が。当然、衛視に呼び止められた鈴木だったが「今から大臣と約束があるんだ」と口にすると、衛視はそれ以上追及せず鈴木を議事堂の中へ通した。事件が発生した当時、警備員に呼び止められると怒る議員がいたため、警備も声をかけづらかったそうだ。

その後も「まだまだ入りたいところはあるんだよな」と16施設に不法侵入した鈴木。しかしついに、その犯行が明るみとなる。きっかけとなったのは外務省への侵入で、見慣れない鈴木の姿を怪しく感じた警備員が鈴木に名前を尋ねた際、鈴木は焦るあまり自分の本名を口にしていたのだった。こうして防犯カメラの記録なども証拠となり、鈴木はあっけなく逮捕された。

ありえない事件の全貌に、MCのダウンタウン・浜田雅功は「あんな簡単に入れるんやなぁ」と驚愕(きょうがく)。なおこの事件をきっかけに、各官公庁の入館セキュリティーは強化されているという。

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写真提供:(C)YTV

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