「シーズン序盤のレベルにない」3連敗急失速のトッテナム…パフォーマンス低下に懸念の声「崖っぷちに立たされている」

プレミアリーグで失速のトッテナムには懸念の声…[写真:Getty Images]

トッテナムOBであるジェイミー・レドナップ氏が、古巣の状態に懸念を抱いている。

今シーズン、新たに就任したアンジェ・ポステコグルー監督の下で、トップ4争いを続けていたトッテナム。しかし、プレミアリーグ第33節のニューカッスル戦で0-4の大敗を喫すると、続く第34節ではアーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”で敗れて連敗となった。

こうした状況で2日に迎えた第26節延期分のチェルシー戦は、攻守に冴えがなく0-2で敗戦。プレミアリーグ3連敗で4位アストン・ビラの背中が遠のく結果には、ポステコグルー監督も試合後に「自分たちのスタイルに対する信念や確信を持っていない」と苦言を呈している。

イギリス『スカイ・スポーツ』のコメンテーターを務めていたレドナップ氏も、急失速の古巣を憂慮。序盤の姿を失ってしまったチームや、指揮官の状態に懸念を示している。

「彼らは個々のデュエルに勝てず、十分なセカンドボールを獲得できず、ダービーゲームの前半にもかかわらず非常に消極的だった。戦いに勝ち、前を向いてプレーし、もう少し緊迫感あるパスを狙わなければならないが、基本的なことは何もやっていなかったと思う」

「アンジェが監督に就任し、彼のフットボールを観たとき、私は『革命的だ』と思ったよ。しかし、彼らは今、崖っぷちに立たされている。私が今シーズン見た中で最高のパフォーマンスの一つだと思ったビラ戦後、彼らは7試合で2勝しかしていない」

「そして、彼らは今シーズンまだわずか37試合しかプレーしていない。カラバオカップは2回戦で敗れ、FAカップも4回戦でマンチェスター・シティ相手に敗退した。だから、今の状態と疲労は関係ないだろう」

「今の監督を見ると、打ちのめされているようだ。深刻だと思ったよ。あんな監督の姿を見るのは好きではない。彼はまだ在籍期間がそれほど長くはないが、トッテナムを指揮する人物はあのような姿になるものだ。ただ、それが本当に早い」

「選手たちは今、シーズン序盤のレベルでプレーしていない。今のトッテナムのように試合数が少ないなら、毎週パフォーマンスを発揮しなければならないはずだ。シーズン序盤は本当に良かったから、残念だね」

「アンジェのインタビューも少し心配になるものだった。私は彼のインタビューをしばらく見てきたが、指揮官は徐々にだが確実に、最初ほど楽しめなくなっていると思う」

「トッテナムは選手も体制も整っている。とはいえ、チームの層を厚くする必要があるのは間違いない。途中から入ってくるサブの選手たちは、必要なレベルに達していないからだ」

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