松ケン「桂場」に甘味処「竹もと」は鬼門か 団子をついに食べるも寅子の〝待ち伏せ〟に苦虫

松山ケンイチ

3日のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、裁判官の桂場(松山ケンイチ)が串団子を食べるシーンがあり、過去のいきさつから視聴者が祝福メッセージをX(旧ツイッター)に寄せた。

ヒロイン寅子(伊藤沙莉)の父直言(岡部たかし)が罪に問われた汚職事件の裁判は、全員が無罪に。後日、陪席した桂場が甘味処「竹もと」で団子をほおばるところがアップで映しだされた。Xでは「やっと食べられてよかった」「5月3日は団子記念日」などと視聴者が沸き立った。

桂場はこれまで何度か団子を食べ損ねていた。竹もとで寅子と遭遇し、その母・はる(石田ゆり子)から「お黙んなさい!)と一喝されるなどした際や、裁判長の武井にさえぎられたり…。それだけに「やっと」「ようやく」「ついに」と副詞の連投となった。

ただ、桂場の顔は苦虫をかみつぶしたよう。この日は、判決のお礼をしたい寅子が竹もとで待ち構えていたため、同席するハメに。判決当時、寅子について「あの猪爪とかいう小娘」「ふざけるな」と法学者・穂高(小林薫)との飲みの席で不満をぶちまけていた。

竹もとで寅子が目に入ると、避けようとした桂場。判決は「裁判官として当然のことをした。それだけ」と不機嫌そうに話す。高等試験を受けることには「私はやめた方がいいと思うが」。そう言い残して立ち去った。

前出の「お黙んなさい!」の一件も舞台は竹もと。桂場にとって鬼門なのか…。

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