J1アビスパ福岡の元Jリーガー新社長「債務超過を必ず解消する」経営手腕に期待も不安も?「長谷部監督が欲しいと言ったら…」

サポーターにあいさつする福岡・結城耕造社長(撮影・西田忠信)

◆明治安田J1第11節 福岡―G大阪(3日、ベスト電器スタジアム)

試合前のステージイベントで4月25日付で就任した結城耕造新社長(45)がサポーターにあいさつした。結城社長はJ1(当時)の千葉などでプレーした元Jリーガー。引退後、福岡の筆頭株主であるシステムソフト社の副社長などを歴任した。

クラブは2023年度決算で過去最高の28億7400万円(前期比2%増)の売上高を計上したが、営業費用がかさんで5期連続で赤字。3億9900万円の債務超過となった。

川森敬史会長に「現役時代は屈強のディフェンダーだっただけあって経営も堅い」と紹介された結城社長は引退後、上場企業の役員を務めるなど経営者としての手腕を発揮しており「今季、黒字化して、(クラブライセンスの期限となる)26年1月の債務超過の解消を必ず果たします」と宣言した。

福岡の長谷部茂利監督は千葉時代にともに2年間プレーしていただけではなく、少年時代に所属していた本郷FC(横浜市)の大先輩でもある。「子どものころから憧れていた存在」と話す結城社長に、川森会長は「長谷部監督がこの選手が欲しいって言ったら決済するしかないのでは。大丈夫かなぁ」とサポーターを笑わせた。

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