代表引退・桃田賢斗に中国「別れがこんなに早いなんて」「伝説の終わり」と涙 会場は大熱狂

日本代表を引退した桃田賢斗

バドミントンの団体世界一を決める国・地域別対抗戦、男子トマス杯(中国・成都)準々決勝で、日本はマレーシアに1―3で敗れた。今大会を最後に日本代表からの引退を表明していた桃田賢斗(NTT東日本)は第5シングルスで出番がなし。会場の大歓声のなかファンに別れを告げた。

バドミントンが人気競技の中国でも、桃田の代表引退は話題に。中国のSNSウェイボー上では、「伝説の時代もやがて終わりを迎える。スポーツに国境はない。桃田の未来がより良いものになることを願っている」と涙マーク付きで桃田の偉業を称賛する声や、「17歳の高校2年生が代表に加入し、日本の男子シングルスを新たなレベルに引き上げ、世界を目指した。桃田は本当に頑張った!」との声や、「こんなに早くお別れが来るとは思っていなかった。引退はとても残念!」と引退を惜しむ声が続々と上がった。

今大会、1次リーグでプレーした桃田には、現地ファンから大声援が飛んだ。中国メディア「新浪体育」は「桃田がコートに立つたびに、中国のファンが大熱狂で応援した。桃田は『日本のバドミントンの人気を高める活動をしていきたい』と語った」とその盛り上がりを伝えた。

代表引退後も日本バドミントン界の顔として活躍しそうだ。

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