【NHKマイルC/枠順】2強が「4.2.3.2」該当も、一方に複勝率6.7%の側面 穴妙味は“想定10人気以下”の内枠勢

NHKマイルカップ2024の枠順

JRAは3日、第29回NHKマイルC(GI、芝1600m)の枠順を発表した。

皐月賞3着のジャンタルマンタルは8枠16番、桜花賞2着のアスコリピチェーノは7枠14番、桜花賞除外でマイルGIのタイトルを狙うボンドガールは3枠5番から発走する。

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■外めの枠が8勝と優勢

過去10年、最多の3勝を挙げるのが6枠【3.0.1.15】と8枠【3.1.2.24】。また1~4枠が【2.5.4.69】で5~8枠が【8.5.6.80】と、勝利数なら断然外めの枠が優勢だ。3番人気以内の馬で見ても、1~4枠が【2.3.1.14】勝率10.0%、複勝率30.0%、5~8枠が【4.2.3.2】勝率40.0%、複勝率70.0%とその差は明確。4番人気以下の馬も、1~4枠【0.2.3.55】、5~8枠【4.4.4.77】となっている。

勝負所でいかにスムーズに運べるかが東京マイルのポイントであり、まだ経験の浅い3歳馬にとって窮屈な競馬を強いられやすい内枠は割り引きが必要。よって、外めの枠にいる馬から狙うのがセオリーだ。しかし、外めの枠と言っても7枠だけは【1.1.0.28】複勝率6.7%と、他が20%以上をマークするのに振るわない。2桁人気馬が19頭も入っていたが、8枠も17頭を占めながら2頭が激走している。7枠が振るわない理由に、強気にポジションを取りにくる8枠の馬のプレッシャーを受けやすい側面があるかもしれない。人気サイドだとジャンタルマンタルは好枠を引き当てた印象だが、アスコリピチェーノにとっては若干不安が残る。また、3枠に入ったボンドガールは前走で内枠の経験をしたとはいえGIの流れで対応できるか、全幅の信頼は置けない。

不利とされる内めの枠から好走できた馬は当日上がり3位以内の豪脚で追い込んだ馬か、逃げた馬。今回、過去に逃げたことのある馬は1~4枠に入ってないので、押さえるなら後方待機策を取りそうな馬だろう。また、過去10年で2桁人気で好走を果たした6頭も当日上がり3位以内の末脚をマークしており、その成績は【0.3.2.5】複勝率50.0%、複回収値1054。脚質を考慮すると、ダノンマッキンリーロジリオンは不気味な存在だ。

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(SPREAD編集部)

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