福井商業×横浜高校、28年前の甲子園名勝負を再現へ 福井県で5月12日、観客席を無料開放

 福井商業高校野球部OB会は5月12日、福井県福井市の福井フェニックススタジアムに甲子園春夏通算5度の優勝を誇る横浜高校野球部を招き、創部100周年記念試合を行う。高校野球ファンには懐かしい1996(平成8)年夏の甲子園で繰り広げられた両校の名勝負を現役部員が“再現”する。市民に広く楽しんでもらおうと観客席を無料開放する。

 福井商高野球部は1922年創部。2年前に100周年を迎えたが、新型コロナウイルス禍で記念事業を延期していた。

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 1996年夏の甲子園では3回戦で横浜高と対戦。福井商高は2点を追う九回に一挙6点を奪い、8-4で劇的な逆転勝利を収めた。福井商は続く準々決勝で高陽東(広島)に競り勝ち、準決勝で敗れはしたが、夏の甲子園初の4強入りを果たした。

 12日は午前8時に観客席を開場。同8時20分から開会セレモニーがあり、同9時10分に第1試合、午後0時半から第2試合を行う予定。始球式は1996年夏の横浜戦で完投した亀谷洋平さんが務める。

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