須磨翔風が昨秋に続き決勝へ 終盤、明石商の反撃突き放す 春季県高校野球

明石商ー須磨翔風 力投する須磨翔風の先発常見=明石トーカロ(撮影・大田将之)

 高校野球の春季兵庫県大会(神戸新聞社後援)第8日は3日、明石トーカロ球場で準決勝があり、第2試合は昨秋の県大会準優勝の須磨翔風が、昨夏の全国選手権兵庫大会2位の明石商を7-6で破り、2019年以来5年ぶりとなる決勝進出を決めた。

 5日に明石トーカロで行われる決勝は、08年以来の頂点を狙う社と、初優勝を目指す須磨翔風の顔合わせとなった。公立勢同士の頂上決戦は明石商が社を退けた11年以来13年ぶり。

 須磨翔風は三回に小林大雅遊撃手、主将の榧谷(かやたに)颯人二塁手、永光孝太郎中堅手、浅野悠羽(ゆうは)三塁手の4連打や西田修斗捕手の2点適時打などで4点を先行。六回には浅野の2点適時打で加点した。終盤に6点差を追い付かれたが、九回に山川航世左翼手の適時内野安打で勝ち越した。

 明石商は終盤に反撃。七回に代打の山内一真主将の適時二塁打、横山康瑛(こうえい)右翼手の犠飛、代打の藤原裕万(ゆうま)の適時二塁打などで5点を返した。八回に清水悠仁(ゆうじん)三塁手のスクイズで6-6に追い付き、九回も1死満塁としたが、及ばなかった。

 決勝と同日に明石トーカロで開催される3位決定戦は東洋大姫路と明石商が対戦する。

 25日から明石トーカロで開かれる春季近畿大会には、兵庫の上位3校が出場できる。

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