FC東京が今季味スタで初勝利 エースD・オリヴェイラが2戦連発、上位浮上の一手に

ゴールを決めたディエゴ・オリヴェイラとバングーナガンデ佳史扶【写真:徳原隆元】

佳史扶&D・オリヴェイラが得点のゴールで京都に勝利

FC東京は5月3日、J1リーグ第11節で京都サンガF.C.とホームで対戦。ホームのFC東京が2-1で勝利し、味の素スタジアムで今シーズンの初勝利を挙げている。

前節途中出場して今季初ゴールを挙げたFWディエゴ・オリヴェイラが、第3節のヴィッセル神戸戦(1-2)以来、DF森重真人が5節の川崎戦(0-3)以来とベテラン2人が先発に復帰したFC東京は、開始早々に先制点を挙げる。前半4分、FW安斎颯馬の折り返しが逆サイドに流れると、走りこんだDFバングーナガンデ佳史扶がゴールに蹴り込み、先制ゴールを挙げた。

出番をくじかれた京都も、高い位置からのプレスが徐々に機能。前半15分にはロングボールを受けたFW豊川雄太がゴール前に侵入。ゴールを狙ったボールがGKに当たって浮いたところをFW原大智がヘッドで合わせたが、わずかに左に逸れていった。

押し込まれていたFC東京だが、前半21分に左サイドからFW俵積田晃太が折り返したボールをディエゴ・オリヴェイラがヘッドで合わせてゴールに流し込む。エースの2試合連続ゴールでリードを2点に広げ、前半を折り返した。

後半のスタートからホームのFC東京は、前半に負傷したDF土井幹太を下げて、DF岡哲平が入った。対する京都も2人を変更し、DF鈴木冬一とMF平戸太貴が投入された。

試合が膠着するなかで京都は後半15分にも豊川とMF松田天馬を下げてFW一美和成、FW平賀大空を投入した。FC東京も同16分にMF原川力とFWジャジャ・シルバを送り込む。

前線に長身のFWを並べた京都は後半25分、エリア外でこぼれ球を拾った平賀がゴールを狙ったが、わずかに右に外れていった。カウンターを仕掛けるFC東京も同31分に原川のCKからの流れで、最後は安斎がゴールを狙ったがシュートを枠に飛ばせなかった。

なかなかチャンスを作れていない京都だったが後半34分、コーナーキックから平賀がゴール前で合わせて1点を返す。FC東京は最後の交代枠でディエゴ・オリヴェイラを下げてDF長友佑都を投入した。同36分にも京都は左からロングボールをゴール前に送り、鈴木冬が合わせたが、1タッチシュートは右に逸れていった。

FC東京は後半39分、長友のスルーパスから安斎がGKと1対1になるチャンスを得たが、シュートを決められずにチャンスを生かせなかった。それでも京都の反撃に耐えたFC東京が2-1で逃げ切り、今季2度目の2連勝を収めている。(河合 拓 / Taku Kawai)

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