一目ぼれの彼女を地元の空旅へ 19歳大学生カップル「実家に連れてきて…」【長野・佐久市】

佐久バルーンフェス

連休恒例、佐久市のバルーンフェスティバルが始まりました。カラフルな熱気球が青空に映えますね。今年は、限定1組を空の旅に招待する「カップルフライト」が企画されました。学生食堂で一目ぼれ。そこから猛アプローチ。交際9カ月の「彼女」を連れてきました。

■カメラマンとカップル
「〟自撮り〝もしますよね?」「はい」「ぜひ提供して頂けると!」「分かりました。良い写真とってきます」

佐久市出身で九州の大学に通う山下優貴さん(19)。

■山下優貴さん(19)
「この機会を存分に楽しみたいのが今の一番の思いです」
■村山愛美さん(19)
「緊張しています!」

全国から競技チームが集まり鮮やかな熱気球が空を彩る、このイベント。「宮崎育ちの彼女を初めて実家に呼んで、ふるさとの景色を見せたい!」というのが応募の理由です。70組の中から「カップルフライト」の搭乗者に選ばれました。ところが。

■関係者
「風がない!」

鯉のぼりも、泳いでいません。熱気球は、風が穏やかな早朝や夕方に飛びますが、「無風状態」は競技飛行が難しくなるそうです。それでも…。

「いってらっしゃーい」

全部で38機の熱気球が空に舞いました。5日までの3日間で、30万人もの集客を見込んでいます。
2人が見た佐久平の景色です。

■山下優貴さん(19)
「(上空では)『気持ち良いね』という会話とか、あとはただ単純に景色がすごくきれいだったので、それに見惚れていた」

■村山愛美さん(19)
「こんなバルーンをたくさん見ることが出来たのも初めてだったので、彼の地元で街並みも見られて2人で過ごせたのも、とても楽しかったです」

「彼氏」の山下さんは、8月からアメリカに留学します。離れ離れになる前の特別な、空のひとときでした。

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