マンチェスター・ユナイテッドがオリーセ獲得の有力候補に ラトクリフ卿がチーム再建の重要ターゲットとして指名か

写真:昨夏も移籍市場を騒がせたオリーセ、今夏の去就にも注目だ

マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍マーケットで、クリスタルパレスに所属するフランス人アタッカーのマイケル・オリーセ獲得の最有力候補に立っているという。アメリカ『ESPN』が報じている。

オリーセは今シーズン負傷に苦しんだものの、プレミアリーグで16試合に出場し7G4Aを記録。出場した試合では高パフォーマンスを披露しており、エベレチ・エゼとともにクリスタルパレス攻撃陣をけん引している。そのパフォーマンスからマンチェスター・ユナイテッドはオリーセへの関心を強めているという。

『ESPN』が報じたところによると、サー・ジム・ラトクリフ卿が今夏のチーム再建における重要なターゲットとしてオリーセの名前を挙げているようだ。来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権の有無に関わらず、マンチェスター・ユナイテッドがオリーセ獲得の最有力候補となっているという。

現在22歳のオリーセには、今シーズン終了後に有効となる契約解除金が設定されているというが、正確な金額は明らかにされていない。昨夏チェルシーがオリーセの契約解除金である3500万ポンド(約67億円)を支払うことで、移籍が成立するかと思われたが、一転して契約は破断に。オリーセはクリスタルパレスと新たな契約を結んだ。今夏はオリーセ獲得に5000万ポンド(約96億円)から6000万ポンド(約115億円)の資金が必要と予想されている。

またマンチェスター・ユナイテッドは「収益性と持続可能性に関する規則(PSRs)」のルールを考慮しており、イングランド人DFアーロン・ワン=ビサカを、オリーセ獲得に向けた取引の一部として組み込むことを検討しているという。

現状、マンチェスター・ユナイテッドとクリスタルパレスの間で交渉は進んでおらず、他のプレミアリーグのチームとの争奪戦に直面する可能性があるようだ。リヴァプールもオリーセに興味を示しており、エースのモハメド・サラーが今夏の退団を選択した場合には、さらに関心を強めるという。加えてアーセナルもウルブスのペドロ・ネトとオリーセにスカウトを送っており、獲得の可能性を探っているようだ。

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