87位→18位へ大躍進 宮田成華が「100点」のゴルフで逆転のジャンプアップ

宮田成華が一気にジャンプアップした(撮影:福田文平)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇3日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

初日を4オーバー・87位タイで終えた宮田成華が大逆転を見せた。2日目は朝一から約10メートルのバーディパットを沈め、流れに乗った。「2つ、3つ取れれば上出来」と思っていたスタート前だったが、6バーディ・2ボギーのトータルイーブンパー。18位タイまで順位を上げて、決勝行きを決めた。

フェアウェイから打てばグリーン上でボールは止まる。ところがパターに持ちかえるとスルスルと転がっていく。後半になるにつれ、より乾いてより速くなったグリーンは、下りにつければ真っ白に見えて難しく、のぼりを残しても思ったよりもボールが伸びるほどにその表情を変えた。同じラインでも2日目のほうが「確実に速く感じた」という宮田だが、「入ってくれた」とそのグリーン上を制してバーディを稼いでいった。

この日の自身のプレーを「100点」と振り返る。ショットとパターがかみ合っていたのと、コースには元々いいイメージを持っていたことも大きい。今大会は2018年(西コース開催)と19年に続いて3回目の出場。18年大会はレギュラーツアー初めての予選通過も味わった。「メジャーならではの難しいセッティングもコースもぜんぶ合わせて好き」と茨城GCの地は、楽しみながら回ることができる場所だ。

今シーズンは出場9試合中4試合で予選落ち。「ちょっとでも順位を毎日あげて、攻めすぎないようにいきたい」と慎重姿勢を貫きながら上位をうかがう。3試合ぶりの予選通過へ、メリハリのあるプレーを心掛ける。(文・小池文子)

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