旦那さんが「国家公務員」の友人が、GWはハワイに行くそうです。国家公務員ってそんなに「高年収」なんですか? 今の時期かなり高いと思うのですが…

GWにハワイに行く場合にかかる費用とは?

ハワイ旅行にかかる費用は飛行機、ホテル、食事、現地のツアーなどさまざまな要因によって異なります。厳密にいくらということは言い切れませんが、通常ハワイへの旅行費用は1人当たり15万円以上となっています。

さらにGW中のハワイ旅行はどのくらいかかるのかを総合旅行サイトHISで確認してみると、オアフ島5日間ツアー(飛行機・ホテル付プラン)の中で一番安いツアーでも約25万円となっています。GWやお盆などの繁忙期に行くと、通常よりも費用が数倍高くなるといえるでしょう。

国家公務員の年収とは?

実際に国家公務員の年収がどれほどなのかを見ていきましょう。国家公務員は職種や学歴などによって年収が変わりますが、大卒で「行政職」として勤務していると仮定します。合わせて、ボーナスは2023年度の4.5ヶ月分で計算しています(図表1)。

図表1

令和5年国家公務員給与等実態調査の結果 (全体版) 第14表〔参考1〕行政職俸給表(一)の年齢階層別、給与決定上の学歴別人員及び平均給与月額より筆者作成

図表1を見て分かるとおり、20代でも400万円以上の年収となっている人が多く、年齢が上がるにつれて年収が上がっていき、60歳近くになると年収は900万円近くになります。

日本の平均年収458万円と比べると、30代の時点ですでにこの平均年収を上回るとともに、60歳未満になると日本の平均年収の約2倍近い金額まで年収をもらえるようになることが分かります。
国家公務員は日本の平均年収よりも多くもらっている人が多いことが分かるでしょう。

民間企業と比べて年収はどれだけ違うの?

続いて民間企業の平均年収はどのようになっているのかを見ていきましょう。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」の結果が図表2です。

図表2

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査より筆者作成

図表1と比較してみると、民間企業のほうが年収は低く、年齢が高くなるにつれて年収差がどんどん開いています。年収差を比較すると20代で約20万円、30代で約80万円、40代で約230万円もの差があります。さらに50代の年収を比較すると、国家公務員は民間企業よりも約300万円近くも多く給与をもらっています。

民間企業と比べても国家公務員の年収は高く、そして年齢が上がるにつれてその差は着実に開いていくといえるでしょう。

国家公務員は民間企業よりも年収が高く、年齢が上がるにつれて年収差が顕著になる

国家公務員の年収は職種や学歴などにもよりますが、大卒行政職の場合は20代でも平均年収は約400万円になっており、60歳未満になると900万円近くまで年収が上がっていくことを解説しました。

民間企業と比べると年齢に応じて差が開き、最終的に300万円ほどの差が生じていることから、国家公務員は高年収だといえるでしょう。

出典

人事院給与局 令和5年 人事院勧告・報告について
人事院給与局 令和5年 国家公務員給与等実態調査 報告書
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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