低コスト、高効率で水素液化 北大発ベンチャーなど開発挑む 輸送や貯蔵容易に

 次世代エネルギーの切り札とされる水素を巡り、北大発ベンチャーのディ・ビー・シー(DBC)システム研究所(小樽)など道内の中小企業3社が、低コストかつ高効率で気体から液体に変換する装置を開発中だ。液化すると輸送や貯蔵が容易になるが、変換を促す触媒のコストの高さが課題となっている。3社は今秋にも触媒の製造費用を従来の半額に抑えた試作品を完成させ、2026年度の実用化を目指す。

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