秦野市 各種地図をまとめて閲覧 デジタル化の一環 秦野市

マップステーションを紹介する市職員

秦野市はデジタルを活用した取り組みの一環として今年度から、市が保有する各種地図情報を閲覧できる専用コーナーを設置。地形図や都市計画情報など、これまで地図を保有する課ごとに訪れる必要があったものが、一カ所で閲覧できるようになった。

閲覧コーナーが設置されたのは、秦野市役所西庁舎1階正面玄関そばのスペース。地図と情報のハブを意味する場所として「はだのマップステーション」の愛称が付けられた。同所で出力が可能な地図は、地形図、都市計画情報、道路台帳図、認定路線網図、道路境界確定図、基準点・街区多角点、地籍調査(閲覧のみ)、地区計画・建築協定図等、指定道路種別図、位置指定道路図、水道管網図参考図、公共下水道台帳(汚水)参考図。タッチパネル端末4台と秦野産材で作られたテーブル2台が設置されている。

市の保有する地図はこれまで保有する課で閲覧する必要があったが、同所で一括で閲覧可能になったことで「移動や待ち時間の削減など、市民や事業者の利便性向上につながるほか、職員の窓口業務の負担が軽減されることで、市民サービスの向上にもつながる」と市デジタル推進課担当者は話す。市は今後、対象地図を拡充し、さらなる利便性の向上を図る考えだ。

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