富山県氷見市の山あいにあるヤギ牧場では今、赤ちゃんの出産ラッシュを迎えています。ゴールデンウィークも後半、かわいらしい子ヤギたちと触れ合って癒されてみてはいかがでしょうか。
子ヤギ:「メェー」
嘉藤奈緒子アナウンサー:「こちら、生後4日のヤギの赤ちゃんです」
つぶらな瞳の小さな小さなオスとメスの赤ちゃん。
氷見市吉懸の山あいにある「げんじぃの吉がけ牧場」で生まれました。
吉がけ牧場 村江元三さん:「おいで、おいで・・・これがかわいくてね」
「げんじぃ」こと村江元三さん78歳。7年前、好きだったヤギを趣味で飼い始めたのがきっかけで、牧場をつくりました。
吉がけ牧場 村江元三さん:「幸せです。自分の心とヤギの心と一致することがね、一番うれしいですね。名前で呼ぶとメェーって返事する」
今がヤギの出産シーズン
今、吉がけ牧場はたくさんの子ヤギでにぎわっているんです。
一般的にヤギは秋から冬にかけて妊娠し3月~5月は出産ラッシュ。
吉がけ牧場 村江清美さん:「もうちょっと頑張られ」
母ヤギ:「メェー!」
なかなかすんなりとはいかず30分ほど頑張り続け…
吉がけ牧場 村江清美さん:「あ!出た!出た!」
無事、元気な双子の赤ちゃんが生まれました。
ヤギは産後すぐに目が見えて少し震えながらも歩くことができるようになります。
空前のベビーラッシュ!?双子が次から次に
4月19日、別の妊娠中のヤギのもとに案内してもらいました。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「おっぱい大きくなっていますね」
大きなおなかを抱えたお母さんヤギ。取材の数日後、無事元気な双子の赤ちゃんが誕生!
さらにおととい(5月1日)またしても双子が誕生。
これで、吉がけ牧場で今年生まれたヤギは9頭となりました。うれしいベビーラッシュで村江さんは毎日メロメロです。
GWにヤギとのふれあいはいかが?
吉がけ牧場 村江元三さん:「おい、おい」
嘉藤奈緒子アナウンサー:「すごくリラックスしていますね」
吉がけ牧場 村江元三さん:「(その姿勢)辛くないんか?」
脱力している時もありますが・・・子ヤギたちはとにかく元気いっぱい!遊具で遊び、広場を駆け回ります。
牧場を手伝う息子の剛さんも今しか見られない姿をカメラにおさめていました。
吉がけ牧場 村江剛さん:「草を食べているだけもかわいいし、特に子ヤギの予測不能な動きがすごくかわいくて、すごく激しい動きというのは生後3~4か月くらいで見られなくなっていくので」
子ヤギたちはすでに新しい家族のもとに行くことが決まっているそうですが、3か月間は牧場で育てるため、今は赤ちゃんヤギと触れ合える貴重なシーズンです。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「軽いですね~!かわいい!人懐っこいです。毛もサラサラで触っていて気持ちいです」
ゴールデンウィークも後半、村江さんはぜひ多くの人に牧場へ来てほしいといいます。
吉がけ牧場 村江元三さん:「触ったり抱っこしたり、そういうのを見ているとたまらん。やっぱり子どもたちが来て、喜んでもらえるのが一番楽しいです」