『ウルトラマンタロウ』の衝撃トラウマ回 血まみれに生首…むごすぎるシーンに悲鳴

ウルトラマンタロウ【写真:Getty Images】

正義のヒーローのウルトラ兄弟の見たくなかった衝撃シーン

1973年に登場し昨年に50周年を迎えた『ウルトラマンタロウ』には、いまだにトラウマだとファンが語るショッキングなシーンがいくつも存在する。本記事では、思わず目をそむけたくなるようなトラウマシーンが登場する3つの話を紹介しよう。

最初に紹介するのは第14話「タロウの首がすっ飛んだ!」に登場するシーン。この話に登場する怪獣は、丘の守り神であるお地蔵様によって封印されていたエンマーゴ。村の宅地造成地で山を切り崩したために、お地蔵様が怒ってエンマーゴの封印を解いてしまうのだった。

エンマーゴに戦いを挑むタロウだったが、エンマーゴが持つ盾でストリウム光線を跳ね返され苦戦。そしてエンマーゴの刀で、タロウの首は切り落とされてしまうのだ。

お地蔵様の力でタロウは復活するが、首が落とされた衝撃のシーンにSNS上では「梵字(ぼんじ)が舞う中でタロウの首が飛ぶシーンは強烈だった」「タロウの首が切断され真っ赤になった画面を見てトラウマになった」との声があがっている。

続いて第18話「ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!」より、タロウが火山怪鳥バードンによって倒されるシーンを紹介しよう。

前話の「2大怪獣タロウに迫る!」でスイカから出現したケムジラと、ケムジラを餌とするバードンの2体と対峙したタロウ。ケムジラの糸に捕らわれたタロウは、バードンのくちばしでめった刺しにされた結果、血まみれになって敗北してしまう。

このシーンを見たファンからは「タロウが血まみれのまま生々しく倒れるシーンが未だにトラウマ」「タロウがバードンに負けて絶望した」との声がSNS上で見られた。

その後、タロウを助けに来たゾフィーが敗北する絶望感漂う展開に、筆者は早く次の話が見たいとソワソワした記憶がある。ちなみに続く19話では、ウルトラの母の力で復活したタロウが新たな武器・キングブレスレットを母から受け取り、バードンを見事打ち倒すのだった。

最後は第52話「ウルトラの命を盗め!」に注目したい。この話で見られたトラウマシーンは、ペラペラになったウルトラマンジャックの姿だ。

地球へ降り立った怪獣ドロボンは人質をとってタロウと戦う。防戦一方のタロウは、一度戦いから撤退。そこにドロボンを追いかけてきたジャックが現れ、人質と引き換えに自身のカラータイマーをドロボンに奪われてしまう。

カラータイマーを失ったジャックは、人質を安全な位置に導くと力尽きてペラペラになってしまう。SNS上では「初めて見たタロウの話がこの回でトラウマになってしまった」「ペシャンコになったジャックを見て幼稚園休みたくなった」との声がありトラウマになった人が少なくないようだ。

ペラペラになってしまったジャックには筆者も衝撃を受けたが、タロウがドロボンを倒したあと、カラータイマーをジャックに戻したら復活したことの方が驚いた記憶が鮮明に残っている。

子どものころに見た記憶のある人は、トラウマが解消されるのか、ますます記憶に鮮明に刻みつけられてしまうのか改めて視聴してみてはどうだろうか。カキMONO.1

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