棒で応戦し襲いかかってきたクマは山林へ逃げていく 遭遇したウド採りの男性(73)にけがなし 岩手・宮古市

3日午後、岩手県宮古市の山林で山菜採り中の男性(73)がクマ1頭と遭遇しました。この男性は持っていた棒でクマをたたいて撃退し、けがはありませんでした。

宮古警察署によりますと、3日午後3時45分ごろ、宮古市宮園の山林で男性がウドを採集中に突然現れた体長約1メートルの成獣のクマ1頭に襲いかかられました。男性がとっさに手に持っていた棒でクマをたたいて身を守ったところ、クマは来た道を戻って山林に逃げていったということです。男性にけがはありませんでした。クマが現れたのは男性の家から100メートルほどの山林でした。
宮古市では3日午前にも別の地域で物置小屋の扉が壊され、クマによるものとみられる被害が出ていました。
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クマに遭遇しないために山林に入る際は「音の出るものを持つこと」、「複数人で行動すること」などの対策が必要です。人里では生ごみや飼料を屋外に置かず適切に管理するなどして、クマを寄せ付けない取り組みが被害防止につながります。

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