「やっぱり誇り」“白亜の灯台”御前埼灯台 海の安全を見守って150年

静岡県御前崎市の御前埼灯台が2024年5月、点灯開始から150年を迎え、5月3日、記念式典が開かれました。海の安全を守る灯台は地元の人たちにも支えられています。

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御前崎市の御前埼灯台は2024年5月、点灯開始から150年を迎え、3日に地元の人たちや観光客が節目を祝いました。

<御前崎市 下村勝市長>
「(150年は)簡単な時間ではない。大きな歴史があると思うので今後の観光にもつなげていきたい」

国の重要文化財に指定されている御前埼灯台。船乗りに居場所を伝える「航路標識」として海の安全を守ってきました。昼間は、その真っ白な姿で、夜は特殊なレンズから放たれる光を頼りに船を進めます。

歴史ある灯台の文化を残そうと活動を続ける地元の人たちがいます。「御前埼灯台を守る会」は灯台の近くに資料などを展示して歴史を伝えています。

<御前埼灯台を守る会 齋藤正敏会長>
「ずっと御前崎沖の行き交う船の安全を祈って光ってきた。がんばってきた、ご苦労さんというところです」

1日、灯台を管理する清水海上保安部が守る会の日頃の活動に感謝を込めて、メンバーをレンズ室に招待しました。普段は滅多に入ることができない場所です。

<御前埼灯台を守る会メンバー>
「やっぱり誇り。御前崎の人間として誇りです。150周年を記念して全国的に広めたい」

御前埼灯台は地域の誇り。地元の人たちに支えられながらこれからも海の安全を守ります。

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