「猫の恩返し」バロンの恋人の登場シーンに気づいた?離れ離れになった理由が切ない【画像】

「猫の恩返し」に登場するバロンと主人公のハル

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スタジオジブリ作品「猫の恩返し」が5月3日午後9時から、「金曜ロードショー」(日テレ系)で放送されます。

猫になった高校生ハルが、猫たちの世界で冒険を繰り広げるファンタジー映画です。主要キャラクターである猫の男爵バロンは、スタジオジブリの「耳をすませば」(1995年公開)にも登場しています。

そんなバロンの恋人が、実は「猫の恩返し」の劇中に描かれていることを知っていましたか?

根強い人気を誇るバロンにまつわる豆知識を紹介します。

恋人は「猫の事務所」にいた

バロンは映画「耳をすませば」では、バイオリン職人を目指す天沢聖司の祖父西司朗が、留学先のドイツから連れて帰った人形として描かれています。バロンの恋人は、ルイーゼという名前の白い猫でした。

金曜ロードショーの公式Xは2018年の投稿で、バロンとルイーゼが婚約関係にあったことを紹介しています。

「耳をすませば」の劇中には、バロンとルイーゼが寄り添うシーンがありますが、「猫の恩返し」にも「ツーショット」の場面があります。

「耳をすませば」のバロンとルイーゼ

ルイーゼが登場するのは、主人公のハルが訪れた「猫の事務所」の場面。金曜ロードショーのX投稿によると、壁に飾られた肖像画に描かれている白い猫がルイーゼだといいます。

グリーンのドレスを着て傘をさし、凛とした佇まいが高貴な印象を与えています。

婚約していたバロンとルイーゼですが、その後残念ながら離れ離れになってしまいます。一体、何があったのでしょうか。

金曜ロードショーは、次のように背景を明かしています。

「バロンのいいなずけの人形として対で作られたルイーゼは、修理のためにバロンの元を離れ、そのまま別れ別れになってしまいます」

「バロンは今も、恋人・ルイーゼの消息を探し続けているのかもしれませんね・・・。なんか素敵ーーー😭💕」

「耳をすませば」の劇中では、バロンとルイーゼの離別の詳しい経緯について司朗が雫に伝えるシーンがあります。

司朗のドイツ滞在中、ある女性が、「バロンの恋人の人形が修理から戻ってきたら(自分が)引き取って、2つの人形を一緒にする」と申し出ました。

元の所有者からバロンを譲り受けた司朗は、「必ず迎えにくるから、それまでバロンの恋人の人形を預かってほしい」とその女性に依頼したものの、戦争が始まり約束を果たせませんでした。

戦後、司朗はドイツを再訪しましたが、女性の消息もバロンの恋人の行方も分からなかったといいます。

バロンにはモデルがいた?

ジブリの人気キャラであるバロンには、実はモデルがいたと言われています。

金ローの2019年のX投稿によると、バロンのモデルは「耳をすませば」の原作者・柊あおいさんが所有する猫の人形で、銀座のデパートで売られていたそうです。

投稿では、「柊先生はこの猫の人形を使ってファンタジーを描きたいとずっと構想を温めていたそうですよ🤗」と解説しています。

2作品に登場するバロンですが、それぞれ異なる俳優が声を吹き込みました。

「耳をすませば」では露口茂さんが、「猫の恩返し」では袴田吉彦さんがバロン役を担当しています。

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