J1アビスパ福岡・佐藤凌我が左膝の大けがから復帰後初の先発で白星貢献 約8カ月ぶりのホーム、「待っていたよ」の声届いた

前半、懸命にボールを追う福岡・佐藤(撮影・西田忠信)

◆明治安田J1第11節 福岡1―0G大阪(3日、ベスト電器スタジアム)

左膝に大けがを負って戦列を離れていたJ1アビスパ福岡の佐藤凌我が約8カ月ぶりにホームのピッチに帰ってきた。試合前、先発として福岡市出身のFWの名がアナウンスされると誰よりも多い、万雷の拍手が場内に降り注いだ。

「待っていたよっていう声はすごく届いていました。ここからもっともっとチームが勝っていけるように、チームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいなと思います」と気持ちを新たにした。

試合では前線でボールを追う持ち味を発揮。無失点白星に貢献した。ただ、前半の苦戦に「自分のところから(攻撃の)スイッチ入れるチャンスが前半もあったので、次の試合に生かしたいと思います」と反省も忘れなかった。

佐藤は4月17日のルヴァン・カップ2回戦の松本戦で公式戦に復帰。前節のアウェー東京V戦は後半途中から出場した。G大阪戦は復帰後初先発で後半37分まで出場。復帰後、最も長い時間、ピッチで走り回った。「いい守備からいい攻撃という回数を増やしていきたい。(体力的に)きついのはきついですけど、全く問題なくやれているので、あとはゴールだったり、結果に結びつけるように頑張っていきたい」と完全復活のゴールを誓った。(向吉三郎)

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