争点の野球場問題で「期待に応える」「声しっかり受け止める」「見直した方がいい」立候補予定者が浜松まつり会場に勢ぞろい【静岡県知事選】

5月3日に開幕した浜松まつり。会場には、9日に告示される静岡県知事選の立候補予定者も勢ぞろいしました。告示まで1週間を切る中、西部で支援の獲得合戦です。

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浜松まつりの会場に最初に姿を見せたのは、浜松市長を4期16年つとめた鈴木康友氏です。

<鈴木康友氏>
「子どもの頃から参加してた祭りですから、ウズウズしますよね」

<町衆>
「康友さん来たよ~!」

地元・浜松での人気は抜群です。陣屋を回る鈴木氏は、町衆に肩車をされて「オイショ!オイショ!」の大合唱。ついには…

<町衆>
「鈴木康友県知事、バンザ~イ」

静岡県知事選の大きな争点となる、県営野球場の建設予定地である浜松市中央区篠原地区の市民からは檄が飛びます。

<篠原地区の町衆>
「しっかりドームでバチっとやって!絶対採算あうから、間違いなく」

<鈴木康友氏>
「本当に力になります。みなさんの期待に応えられるように、私自身が活動していかないとと思った」

<大村慎一氏>
「オイショ!オイショ!」

同じ会場で盛り上がるのは、元静岡県副知事の大村慎一氏。幼少期は、浜松市舞阪町で育ったといいます。

<大村慎一氏>
「祖母が浜松なので、私にもやらまいか精神が流れている。凧揚げに来ると、血沸き肉躍るものがある」

<大村慎一氏>
「お願いします!」

会場で町衆に配っていたのは、特別に用意した浜松まつりのデザインの名刺。争点となる野球場については、ゼロベースでの再検証を訴えています。

<大村慎一氏>
「野球場から防災からいろいろありますが、そういったことについていろいろな意見があるのは伺っている。浜松の地域のみなさまの声をしっかり受け止めて、県政に届けます」

各町の陣屋を回る中では、大村氏と鈴木氏が陣屋でばったり出くわす場面も。互いにエールを送りました。

一方、共産党県委員長の森大介さんも凧揚げ会場にいました。浜松まつりは2回目の参加だといいます。

<森大介氏>
「赤旗の記者時代に凧の一斉に揚がる所の写真を撮りに来ました」

森さんもテントを回り、政策も訴えます。

<町衆>
「野球場反対でしたっけ?」
<森大介氏>
「そうですね、見直しをした方がいい」
<町衆>
「見直しはした方がいいと思う」
<森大介氏>
「規模や立地の問題とか」
<町衆>
「見直ししていただいて、県のために頑張ってください」

野球場については、「津波の浸水想定区域でふさわしくない」として反対の姿勢です。

ゴールデンウィーク後半、立候補予定者たちによる知名度の獲得合戦が熱を帯びています。

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