北山宏光「ソロコンのチケット売れてない」報道の真相は…ファンは「全滅多い」と反論

元Kis-My-Ft2で現在はTOBEに所属する北山宏光が「ソロコンサートのチケットが売れていない」として、苦戦を報じられている。「会場のキャパが大きすぎるのでは」と指摘する声があるが、その一方で「全公演申し込んで全滅だった人も多い」などと反論するファンもおり、物議を醸しているようだ。

TOBEは所属タレントが総出演した3月の東京ドーム公演に続き、6月に有明アリーナでIMP.、北山、Number_i、三宅健の単独コンサートを開催すると発表。有明アリーナは最大収容人数1万5000人の大会場だが、元King & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるNumber_iは、平日3日間で昼夜2公演ずつ計6公演というスケジュールを組み、人気絶頂のグループならではの強気ぶりを見せている。彼らのファンの多さを考えれば、連日超満員になるのは確実だろう。

勢いのある若手のIMP.やV6時代からの根強いファンがいる三宅も大きな心配はないとみられるが、その中でチケットの売れ行きを不安視されたのが北山だ。

北山は6月15日~16日の土日2日間で計3公演となっているが、1日付の「日刊ゲンダイ」が「元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!」と題し、チケット売上が不振だと報道。その根拠として、チケットの当落発表日にSNSで「北山宏光譲」がトレンド入りし、チケットの譲り先を求める投稿があふれたことなどを挙げている。

これに対して、ネット上では「北山君のことはもちろん知っているけど、キャパ1万5000人は無理じゃないの!?と普通に思った」「キスマイ時代の曲を歌えるわけじゃないからソロ曲もそろってないし、キャパ5000人くらいの会場から始めたほうがよかったのでは」「ダンスも歌もうまいんだけど、やっぱりグループと個人だと違うよね」といった声が寄せられている。

その一方、ファンからは「当落発表で全滅だった人も多い」という指摘が。実際、大手転売仲介サイトでも北山のチケットはほとんど定価割れしておらず、それ相応の需要はあるように見受けられる。「北山宏光譲」のトレンド入りだけで売れていないと決めつけるのは早計のようにも感じられ、ファンの間では「抽選が偏って転売ヤーに多くのチケットが流れ、彼らが一斉に転売先を募集したことで『北山宏光譲』がトレンド入りしただけでは」と推測する声もあるようだ。

ただ、北山がソロアーティストとして苦戦しているのは間違いないという指摘もある。先述の転売仲介サイトでは、北山のチケットが定価の9000円(ファンクラブ会員価格)前後から高くても2万円ほどで売買されているのに対し、IMP.は2万円~6万円ほど。Number_iに至っては最低でも6万円以上で、10万円前後での取引が多く、20万円近い値がついているケースもある。これを人気の指標として見ると、決して順風満帆といえる状況ではなさそうだ。

ソロアーティストが有明アリーナでコンサートを開催すること自体も難易度が高く、直近のスケジュールだと北山や三宅のほかは、稲葉浩志(B’z)など限られた人気アーティストしかソロで有明のステージには立てない。一部では「初ソロコンはもっと気軽にできる会場にしてあげるべきだったのでは」といった声もある。

北山はトーク力に定評があり、TOBEへの移籍直後から各局のバラエティで活躍。さらに放送中のテレビ東京系ドラマ『君が獣になる前に』での演技も好評となっている。業界内では「バラエティやドラマで実績を積み重ねてから、大会場のコンサートをやるべきでは」といった指摘もあり、TOBEの戦略が疑問視されている部分もあるようだ。

ひとまずはソロコンサートで有明アリーナの会場を満員にし、今後のソロ活動の景気づけとしてほしいが、はたしてどうなるだろうか。

*コンサートやスポーツ興行などのチケットを不正に転売することを禁止する「チケット不正転売禁止法」に違反した場合、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方が科される。

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