【西武】今季7戦目でソフトバンクに初勝利 松井稼頭央監督「武内のマウンド度胸は素晴らしい」

西武・松井監督(左)

西武が3日のソフトバンク戦(ベルーナ)に1―0の勝利。同戦の連敗を6で止め、4月7日の日本ハム戦(エスコン)以来、19試合ぶりの連勝をマークした。

悪夢の3試合連続サヨナラ負けなど8勝18敗とスタートダッシュに失敗した3、4月を裁断し、月が変わった5月に連勝スタートを決めた。

デビューから4戦目で3試合のハイクオリティー・スタート(7回以上を自責点2以内)を決め、この日のホークス戦で自己最長の8回を100球、4安打無失点8奪三振で2勝目を挙げたドラフト1位・武内夏暉投手(22)に松井稼頭央監督(48)は「見事ですね。緩急も含め、真っすぐも非常に良かった。本当にものおじしないというか、堂々と相手を攻めていってくれました」と目を細めた。

6回二死三塁のピンチで柳田をフルカウントからカーブで2打席連続三振に斬った場面が、この日の武内のハイライト。この度胸満点の投球に指揮官は「本当にそう思います。マウンド度胸といいますか、素晴らしいですね」と賛辞を惜しまなかった。

続けて「(炭谷)銀仁朗が本当にいいリードをしてくれた。ブロッキングもそうですし、武内を引っ張ってくれたと思います」と柳田、山川、近藤の主軸に対して緩急を駆使し、1本のヒットも許さなかった女房役の仕事ぶりをたたえた。

チームは今季の対戦7試合目でホークスに初勝利。4月7日、日本ハム戦(エスコン)以来の連勝もマークした。

松井監督は「多くのファンの皆さんが球場に足を運んでくださって、大きく背中を後押ししてくれている。また明日、全力でやりたい」と今季初の3連勝に向け、語気を強めた。

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