ライジングゼファー福岡がハードワークでゲームを支配、今季2戦2敗の山形に先勝【B2プレーオフ準々決勝第1戦】

山形に勝利し、ファンとハイタッチする福岡・谷口(撮影・穴井友梨)

◆B2プレーオフ準々決勝第1戦 福岡(西地区2位)88―80山形(東地区3位)=3日、福岡県飯塚市総合体育館

福岡が序盤の猛攻でゲームを支配し、ホームでプレーオフ(PO)準決勝進出に王手をかけた。

山形に今季2戦2敗で勝ちがない福岡。だが、この試合は開始からPFアギラールが躍動。3点シュートなど第1クオーターだけで11得点を挙げてチームを鼓舞した。守ってはPG兒玉が激しいディフェンスで自由にパスをさせず、リバウンドでも終始相手を上回って前半を52―37とリードして終えた。

後半は運動量とシュートの精度が下がり、山形に追い上げを許すも、最後までハードワークを続けた福岡が8点差で振り切った。

シーズン終盤に調子を落としていた谷口は4本の3点シュートを射抜くなど、チーム最多の18得点を挙げて攻撃の核となった。31歳のベテランシューターは「今日のゲームは勝ったが何かが決まったわけではない。(あと一つ)勝ちをつかむまで、できることをやりきるだけ」と、表情を引き締めていた。

(山崎清文)

© 株式会社西日本新聞社