テイク・ザットとキーンも、英マンチェスターの新設アリーナで公演中止が続出

テイク・ザットとキーンがイギリスのマンチェスターに新しく建てられたコープ・ライブ・アリーナでの公演をキャンセルした。先月、同会場はコメディアンのピーター・ケイの公演で幕を開ける予定だったがキャンセルに、続くリック・アストリーとザ・ブラック・キーズの公演も見送られ、1日(水)のエイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディの公演は空調設備が天井から落下したとして直前に中止されていた。

このトラブルで3日(金)、4日(土)のオリヴィア・ロドリゴ、5日(日)のキーン、7日(火)からスタート予定だったテイク・ザットの公演がキャンセルする運びとなった。

キーンはXにこう声明を発表している。「日曜日にコープ・ライブで皆と『ホープス・アンド・フィアーズ』の20周年を祝えないことが無念でいっぱいだ。会場の技術問題が原因で、僕らには全くどうにもできないことだ」「解決法を見つけようと非常に努力した。たくさんの人々が遠くから来てくれるのを知っているから。けど無理だった。本当に残念だよ。今は全力でスケジュールを組み直そうとしている」

一方5公演を同会場で行う予定だったテイク・ザットだが、マンチェスターにあるAOアリーナに急遽変更し、9日(木)からスタートする。同グループはこう声明を発表している。「コープ・ライブのオープニングに関する技術的問題で僕らの5月のショーを長年素晴らしい夜を過ごしたAOアリーナに変更する難しい決断をしなければならなかった」「これは簡単な決断ではなかったけど、ファンの皆にできるだけ前もって伝えたかった」「移動手段や宿泊施設などをすでに決めていた人がたくさんいるのを考慮して、この選択をしたんだ。かけてしまう迷惑を最小限にするためにね」「マンチェスターでの6月の日程はそのままだよ」

また、同会場のスポンサーである大手スーパーマーケット、コープはこう声明を発表していた。「コープ・ライブの命名権のスポンサーとして、このようなスケジュールの変更を残念に感じています。遅延によってチケット保持者やコープのメンバーの皆様に生じた遅延、その影響や思いは十分に理解し感謝しています」「コープはスポンサーで会場の所有や経営はしておりません。そのことについてこの施設の責任を請け負うオーク・ビュー・グループに、チケット保持者の方々への影響をまず優先するよう明確に伝えました。彼らが迅速に対処する予定であることを嬉しく思っています」「昨日の事故(空調設備の事故)を受けて、安全確認が完了し、独立して検証されています。コープのメンバー及びチケット保持者の方々は、会場の最高レベルのセキュリティと安全性に安心して頂ければと思います」

一方同会場で公演を予定していたリアム・ギャラガーはもしキャンセルとなった場合、コープのライバルである大手スーパーマーケット、リドルの店内でライブをすると宣言、その後リドルは、リアムのコンサートが決定した場合、深夜営業のライセンスを申し込む意向であることを明らかにしていた。

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