コンクール3連覇の女性2人組バンド『桃色ドロシー』 ベースがいないから…と発案した練習方法とは?

高校時代の同級生で結成した2ピースバンド『桃色ドロシー』が5月3日深夜放送の『バズリズム02』に出演。2人が行きつけのスタジオで練習する様子を密着した。

桃色ドロシーは、ヴォーカル・ハキイ。の突き抜けるハイトーンボイスとドラム・キシベのパワフルなサウンドが魅力の2人組。年間およそ100本のライブを全国各地で行い、2023年には大型フェスに初出演を果たすなど注目を集めている。

そんな彼女たちは、高校1年生だった2009年、軽音楽部のメンバー4人で結成された。

元々は「ぶっちゃけ、そこまで気合いは入ってなかった」と語るハキイ。だが、音楽にのめり込むきっかけとなったのが、軽音部の顧問だった先生の一言。「“大会があるから、そのために1回オリジナル作ってみたら?”って言われて作った曲で大会の決勝に行けて、オリジナルを作る楽しさを教えてくれた」と当時を振り返る。

そして、神奈川県の軽音楽コンクールで3連覇という偉業を達成。将来を嘱望された彼女たちだが、バンドは高校卒業とともに一度解散。それから2015年に、ハキイ。とキシベによる2ピースバンドとして再始動した。

そんな2人がスタジオでライブの練習を行う際に欠かせないモノ。それが、大きなベースアンプ。「基本的にサポートのベースを入れて3ピースでライブをすることが多いんですけど、時々サポートベースが見つからないときがある」ということで、2ピースでライブをするときはベースアンプとパソコンをつなぎ、すでに録音されたベースの音をドラムのキシベが流すのだという。

ただ、ハキイ。は「生の人間が弾くベースとはグルーヴ感が違うから、どうしても機械的になっちゃう」と語る。それだけに練習のときは「グルーヴをいかに高めてライブで表現できるか」が課題となる。

そこで編み出したのが、お互いに向き合って演奏すること。相手の顔を見ながら演奏することで、桃色ドロシーならではのグルーヴ感が生まれるといい、夢を追いかける人へ贈る応援ソング『ネバーランド』を披露した。次回は川崎の路上ライブに密着する。

写真提供:(C)日テレ

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