【オリックス】4連敗で西川龍馬&森友哉〝FAコンビ〟の不調嘆く声「ベテランなんだから…」

森友哉(左)と西川龍馬

歯止めが利かない。オリックスは3日の日本ハム戦(京セラ)に0―3と敗れ、今季初の4連敗。4位に転落した。

先発の東が初回に3失点し、打線も相手先発・鈴木の緩急をつけた投球に翻ろうされた。直近6試合で4戦に零封負けを喫し、借金は3にまで膨らんだ。試合後の中嶋監督は「自分たちの打撃ができないというのがすべての問題で、こんなことをいつまで続けているんだという話」と顔をしかめつつ、打線の奮起を求めた。

深刻なのが西川龍馬外野手(29)と森友哉捕手(28)のFAコンビだ。西川は昨オフに4年総額12億円以上(推定)の大型契約で広島からFA移籍。いわば〝V4請負人〟として大きな期待がかかったが、この日も4打数無安打に終わり、ここまで打率2割5厘、1本塁打の低空飛行。一昨年オフに加入した森も3日現在で2割8厘、0本塁打と精彩を欠いた状態が続いている。

特に西川にはチーム内から「まだパ・リーグのパワー系投手に慣れてないのかもしれないし、勝手が違う部分が多いと思う。でもそろそろ状態を上げてもらわないと困るし、ベテランなんだから対応してくれないとチームが波に乗っていけない。それだけの大きい契約をしている」と厳しい声が聞かれ始めている。

加えて「ラオウ」こと杉本も打率1割7分8厘、0本塁打、1打点と状態が上がらず、1日に出場登録を抹消された。エース宮城をはじめとする投手陣は、なんとか踏ん張っているだけにFAコンビの打線の奮起が待たれる。

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