ケヴィン・スペイシー、自身の新ドキュメンタリーを「視聴率狙い」と批判

ケヴィン・スペイシー(64)が、自身に関する新たなドキュメンタリーについて「自暴自棄な視聴率狙い」とした。

7件の性的暴行の罪、同意なしに性行為に及んだ罪、そして 同意なしに挿入を含む性行為に及んだ罪1件の計9件の罪状について、昨年ロンドンの裁判所で無罪評決が言い渡されていたケヴィン、イギリスのチャンネル4で 6日(月)と7日(火)に放送される、2部構成の番組『スペイシー・アンマスクド』について、反論するための十分な時間や情報が与えられていないと主張、同放送会社を「死にゆくネットワーク」と非難している。

ケヴィンはXにこう綴っている。「先週から、私はチャンネル4に対し、48年前にさかのぼる私に対する申し立てへの回答に7日以上の日程と、これらの問題を調査し回答するのに十分な詳細を提供するよう繰り返し要求してきました」「チャンネル4は、匿名かつ具体性のない新たな疑惑に対して7日以内に回答を求めることが、私に対するいかなる疑惑にも反論する『公正な機会』だと考えているという理由でこれを拒否してきました。瀕死のネットワークが視聴率欲しさに私に関する一方的なドキュメンタリーを放送したところで、私は黙って攻撃されるつもりはありません」「これまで私自身を弁護する時間と適切な場が与えられた際、精査の結果疑惑は晴れ、私は無罪放免されてきたのです」

同ドキュメンタリーは 「未公開のインタビューやアーカイブ」を特集し、ケヴィンの「幼少期からブロードウェイでの初期の成功、その後のスターダムへの急成長まで」の人生を検証するそうで、公式ページにはこう説明されている。「2023年、スペイシーは英国の裁判で4人の男性に対する性犯罪について無罪判決を受けました。この2部構成のシリーズでは、スペイシーの行為を調査し、その事件とは無関係の複数の男性に、ケヴィン・スペイシーとの経験について話を聞きます。そのほとんど全員が、これまで一度も公に話したことがないものです」

バラエティ誌は、スペイシーはこのドキュメンタリー番組で取り上げられる証言に対し、正式に回答権を提示されたと報じており、チャンネル4は声明の中で「ケヴィン・スペイシーには十分な反論の機会が与えられています」と述べている。

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