堀川未来夢ら“仲よしトリオ”が信号機カラーで登場? 「毎ホールバーディ」ぐらいの大盛況となるファンサービス【きょうのヒトネタ!】

仲良し信号トリオが和合に見参。左から阿久津未来也、木下稜介、堀川未来夢(撮影:上山敬太)

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内男子ツアーの「中日クラウンズ」が行われる名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)から。

和合戦の第2ラウンドは気持ちの良い晴れた空の下で行われた。ゴールデンウィーク初日ということもあり訪れたギャラリーは6603人と会場は大盛況だった。そのなかでもギャラリーが多くついていて、ひときわ目立つ“カラフル”な組を発見した。

堀川未来夢が赤色、木下稜介が黄色、阿久津未来也が緑色のウェアを着用し“信号機”のようなカラーで登場。「ギャラリーさんが見やすいというか、カラフルなほうがテンション上がるかなと思いまして」(堀川)と前日に阿久津の提案で三人で打合せをしていたという。

堀川と阿久津は日大出身でもともと親しいが、プロになってから堀川と木下が練習ラウンドを行うようになり、堀川の縁で三人でも食事に行きはじめプライベートでも仲が良くなった。「もう練習ランドもほぼ毎週同じです(笑)」(木下)と一緒に過ごす時間が多いが、試合のときに三人で同組になったのは今回が初めてだった。

阿久津はこの組み合わせに「もしかしたら(主催側の)ご好意でこの組を作っていただいた可能性もある」と、このメンバーになった意味を考えた。「男子ツアーを盛り上げるためのひとつとして、まずはギャラリーさんに楽しんでいただく」ことを企画し、実行した。

「ギャラリーのひとがめちゃめちゃ盛り上げてくれていて、きのうもほぼほぼ毎ホールハイタッチをしたりして。本当にギャラリーのひとの雰囲気があって、今週は最高でしたね。後ろの組から見ていて、『毎ホールバーディ取ったの? みたいな感じで盛り上がっていたね』 って言われた」とギャラリーとの交流を楽しんでいたようだ。「ありがたいですよね。うれしいことです」と話した。

さらに堀川が初日にあった仲の良い三人らしいエピソードを教えてくれた。

「初日は未来也が三人で組が一緒なのでウェアでも揃えますかって言われたのが最初で。いいね~ってなって、『じゃあ全員赤で行こうか』って未来也には言って、木下さんには青で行って未来也は赤にしよって話していたら、初日に未来也が『おいおい、話ちがうじゃねえか!』ってなって(笑)」

初日は三人で赤色で揃えることにしていたが、あえて堀川と木下は青と白の「中日クラウンズカラー」で登場。阿久津だけ浮くこととなった。これもまた、ギャラリーから見たらおもしろい。男子ツアーでもちょっとしたヒトネタが転がっている。ぜひ、探しにきてみては?(文・高木彩音)

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