小久保玲央ブライアンが後半ATに完璧なPKセーブ
U-23日本代表は現地時間5月3日、U-23アジアカップの決勝戦でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1-0で勝利した。日本を2度目の大会優勝に導いたのはGK小久保玲央ブライアンだった。
試合は日本がウズベキスタンにやや押される展開で推移。小久保を中心にセンターバック（CB）のDF高井幸大、DF木村誠二らが無失点で切り抜けていく。
そして0-0のまま迎えた後半アディショナルタイム1分、MF藤田譲瑠チマの縦パスをFW荒木遼太郎がヒールで流すと、MF山田楓喜が左足シュートをゴール右隅に流し込み、待望の先制点を奪った。
しかし、直後にウズベキスタンがゴールに迫ったシーンでDF関根大輝の競り合いに対してビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が介入してオンフィールドレビューが行われ、ハンドでPKを与えるピンチを迎えた。
キッカーを務めたウズベキスタンMFウマラリ・ラクモナリエフはゴール左へのシュートを選択。ゴールマウスを守る小久保はこれを完璧に読み切ってスーパーセーブ。チームを救う活躍ぶりを見せた。
小久保は試合後に「あまり自信はなかった」と心の内を明かしたが、「お前なら止められるとみんなに言ってもらい、その言葉を信じた」と、チームメイトの支えがあってこそのセーブを強調した。
そんななか、米スポーツ専門局「ESPN」も日本の勝利に注目。「日本がウズベキスタンを下し、AFC U-23アジアカップで初の二度目の優勝を飾る」と伝え、PKストップで勝利に貢献した小久保について「ファインセーブでウマラリ・ラフモナリエフを阻み、チームの勝利と栄冠を守った」と称賛した。
そして、スポーツチャンネル「DAZN」でこの試合のハイライトが公開されると、「圧倒的MVP」「A代表で見たい」「さすがに痺れた」「PK神セーブすぎる」「あれ止めちゃうの凄い」「ヒーローすぎる」など、称賛の声が上がっていた。（FOOTBALL ZONE編集部）
